あじさい講座「エコクラフトテープ教室」
6月18日(火)、西区文化センター(西区糀台)にて、あじさい講座「エコクラフトテープ教室」が開かれ11人が参加した。
神戸市と一般社団法人神戸市婦人団体協議会が協働し開催している「あじさい講座」では、裁縫や料理、ヨガや体操など、さまざまな講座を市内各区の文化センターで行っている。エコクラフトテープ教室は西区文化センターで毎月第3火曜日に開催。講師の辰巳美里さんの指導のもと、環境や人にやさしい再生紙でできたクラフト素材の紙テープを編んで籠やバッグなどを作成する方法を学ぶ。
未経験の受講者は材料キットを使ってまずCDケース作りから。CDケースは基本的な編み方を習得するのに向いており、クラフトテープでケースの底となる正方形の部分から編む作業を行った。以前から通っている受講者たちはバッグやティッシュペーパーケースなど各自好きなものを課題とし、前回の作業の続きを行った。辰巳さんは教室を見て回り、間違った編み方や箇所があればアドバイス。挙手する受講者のもとに行き、質問に答えたりもしていた。それぞれ課題作品や作業の進み具合が異なるので、質問も多様だった。
クラフトテープは基本の編み方から複雑なものまでさまざまな編み方があり、さらにテープを細く裂いて編み込み、模様を作ったりすることも出来る。辰巳さんはテープの重なり合う箇所を接着剤でとめ、洗濯バサミで固定する際のコツなども伝えた。編み込みの力加減で作品の仕上がりも変わるという。編み方を間違うと最後が合わなくなるので、先に採寸しておくと均一の模様が綺麗に仕上がりやすい。クラフトテープの作品作りでは途中でミスに気づいた場合、間違えた箇所まで解いて戻り編み直すことになるので、ミスを最小限に抑え、早く気が付けるように指導していた。宿題として来月までにできる範囲で作業を進めておくため、受講者たちは終了後、制作中の作品を持ち帰った。
友人に誘われて始めたという、エコクラフト歴2年の梶原さん(西区狩場台)は「最初はやさしい作品から作りはじめました。作品によっては3カ月ほどかかりますが、今は自分の気に入った素敵な作品を作っています」と話した。ピアノのデザインの籠バッグを制作中の木南さん(西区竹の台)は「先生がいろいろ優しく教えてくれるので、エコクラフトテープの作品作りは根気がいる作業ですが楽しいです」と話した。辰巳さんは「色も形も自由自在に、生活に密着した物や実用的な物を作ることができるのがエコクラフトの魅力です。たくさんの人に楽しんでもらいたい」と笑顔で話した。
問い合わせ先/ 西区あじさい講座 TEL(991)8325
お手本のエコクラフト作品