神戸ワイナリーMIDORI no WINE FESTA
5月3日(金・祝)~5日(日・祝)神戸ワイナリー中央広場(西区押部谷町)で「神戸ワイナリーMIDORI no WINE FESTA」が開かれ、家族連れやカップルなど多くの人が訪れ賑わいを見せた。
(主催/一般社団法人神戸農政公社)
イベント中の3日間は初夏を思わせる好天気に恵まれた。ワイナリーの中央広場にはワインの販売ブースが設けられ、その周りには神戸ワインビーフの焼き肉や、釜揚げしらす丼にタコ天ぷら、ピザ、アイスクリーム、ドーナツなど、魅力的なフードの屋台が軒を並べた。革小物作り、マクラメ編みのワークショップは小学生から大人にまで大人気で、神戸農村で起業を学んだ人たちによる腕試しのブース「はじめの一歩」も設けられた。
ステージでは今村モータース、石原のの、ハナツムギ、にこいちのアーティスト演奏やダンススクールやクラブによるさまざまなダンスが披露された。神戸ワイナリーの醸造担当・松本紀之さんによる神戸ワインのPRもあった。松本さんが紹介したのは5月3日新発売の「chillchill(チルチル)」。赤ワインの原料となるぶどうの中でも特に高い評価を受けている品種、カベルネ・ソーヴィニヨンが温暖化の影響で濃く色づかなくなり、色づきの悪い実は収穫されないまま木で朽ちてしまうという。せっかく実ったぶどうを何とか活用したいと作ったワインが「chillchill」で、ロゼ色の冷やして飲むライトボディのワインに仕上げた。松本さんは「どのような料理にも合うおいしいワインに仕上がっています。ぜひ手に取り、チルチルしてください」と呼びかけた。
加古川市から夫婦で訪れた小林宏治さんは「お肉に合うワインを楽しみにやってきました。おいしいです」と笑顔。初めて東大阪市から来たという髙松美子さんは「すごく気持ちのいい場所ですね。気持ちが晴れます」と話した。
※チルとは…くつろぐ、リラックスするなどの意味で使われる新語
神戸ワインchillchill(チルチル)
神戸ワイナリーの醸造担当・松本紀之さんによる神戸ワインのPR