姿勢改善ウォーキング教室
4月28日(日)市立中央体育館(中央区楠町)にて、「姿勢改善ウォーキング教室」が開催され49人が参加した。講師は健康ウォーキングスタイリスト スポーツ&ヘルススポーツトレーナーの伊藤徹さん。
「ウォーキングは歩き方が大事。量ではなく質」と話す伊藤さん。姿勢を整え、体の使い方を良くすればウォーキングの質が上がって体が変わっていくという。「今日は、普段の体の使い方の癖を一度改善し、正しい状態にしてから歩くエクササイズをお伝えします。みなさんのこれからの日常に役に立つと思います」とあいさつし、まず体のゆがみをチェック。目を閉じて1分間、その場で大きい足踏みをする。前に大きく移動していれば体が前傾している癖があり、体の痛い場所に負担がかかっていることがわかる。
ウォーキングは一般的に歩幅を広げて歩くと良いと言われるが、無理をすると股関節を痛める原因になる。股関節をマッサージしてほぐしてから、腕を振るエクササイズをすることで歩幅が広がっていく。歩き方の正しい足運びは、頭で考えながらすると難しいため、筋肉に覚えさせてから出かけると良いと話し、つま先立ち、かかと立ちに合わせて手を交互にあげるエクササイズを行った。さらに難易度を上げ、膝を曲げる動きを加える。アンバランスな立ち方はインナーマッスルを鍛え、基礎代謝が上がるという。「余裕がある人は加えてください」と勧めたが、見た目以上に難しいようで、参加者たちはみんな苦戦していた。伊藤さんは開始前に参加者たちから腰・肩の痛みなど体の悩みを聞き取り、メニューに織り込んでいた。休憩時間には熱心にメモを取る人、エクササイズの復習をする人も多く見られた。
次に伊藤さんは体を伸ばす動きによる内臓への良い効果について説明。両手を上に伸ばして上半身を倒し、体もねじり「シュッ。ホッ」と声を出して歩く。発声することでスリムになる相乗効果もあるという。ウォーキングでは1本線上を歩くこと、1本線の目安の付け方を説明した。最後に「オーラを出して終わりましょう。オーラは胸の前から出ます。適度に胸の部分、デコルテを広げて格好いい姿でウォーキングをしてください」と締めくくった。
終了後には参加者からつぎつぎと質問があがった。「ウォーキングに適した時間帯はいつですか」には、「日常生活で歩ける時で良いです。ただ、夕方以降は睡眠の質に影響が出るので気を付けてください」と回答した。兵庫区から参加の女性は「すごく楽しかった。体がすっきりしました。膝に不安を抱えていたので体の動かし方のコツを聞けたのは有意義でした」と話し、中央区の女性は「先生のノリがすごく良くて、しんどいと思う暇もなかった。あっという間に時間が過ぎました」と笑顔で話した。
姿勢改善ウォーキング教室は大好評により通期講座がスタートした。また、同体育館では各種スポーツ教室や、子どもから大人まで楽しめるイベントを定期的に開催している。
問い合わせ先/TEL(341)7971
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