五色塚古墳 春の古墳まつり2024
4月28日(日)、今年復元整備50年を迎える五色塚古墳(垂水区五色山)で「春の古墳まつり2024」が開催された。親子連れなど2000人以上の市民が集い、スタンプラリーやゲーム、屋台の手作り料理を楽しんだ。(主催/NPO法人輝かすみが丘、共催/霞ヶ丘ふれあいのまちづくり協議会)
五色塚古墳は4世紀半ごろに造られた前方後円墳で、全長は194mと兵庫県最大。復元整備から今年50年目を迎えた。明石海峡を見下ろす場所に位置していることから、海上交通と関りの深い有力者の墓と見られている。
古墳まつりは主催のNPO法人輝かすみが丘ほか、市立歌敷山中学校ボランティア、霞ケ丘健寿会、霞ケ丘婦人会、おやじの会など、地域の人々がイベントスタッフとして関わり、毎年恒例の行事となっている。
スタンプラリーでは、カードを手にした子どもたちが普段立ち入ることのできない古墳のテラスを歩いてスタンプをゲット。スーパーボールすくい、輪投げを楽しみ、スカットボール、ラダーゲッター、グランドゴルフに参加した子どもたちの歓声が響き渡った。古墳の隣にある広場では手作りの焼きそば(300食)やカレー(200食)、豚汁(169食)、ポップコーン、チュロスが飛ぶように売れ、みるみるうちに完売した。たるみ観光大使「ごしきまろ」と、山陽電車のマスコット「ろっくん」が登場すると、子どもたちは次々と駆け寄り、笑顔で写真に納まっていた。
今年3月に霞ケ丘小学校から愛知県へ転校し、家族で遊びにきたという遠藤美春さん(小3)は「ラダーゲッターがおもしろかった!」と元気いっぱい。姉の希子さん(小5)は「楽しい!」と話し、友人の藤原柚佳さん(霞ケ丘小5)は「スカットボールが難しかった。けどおもしろかった」と笑顔を見せた。7歳、5歳、11カ月の子どもと訪れた土見壮志さん(37歳)は「久しぶりに帰ってきたので来てみました。ボランティアの人たちが同級生のお母さんたちばかりでした」と懐かしがっていた。
NPO法人輝かすみが丘代表の桝井啓子さんは「お天気に恵まれ、皆さんに協力頂き、無事開催できてよかったです。6月15日には小学6年生が自作の埴輪を持ってパレードします。ぜひ遊びにきてください」と呼びかけた。
※「五色塚古墳まつり2024」6月15日(土)午前10時~午後3時半開催(雨天中止)
詳細は神戸市埋蔵文化財センターHPにて→コチラ