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オリジナルカルタを使った「西図書館カルタ大会」

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 西図書館オリジナルのカルタを使った「西図書館カルタ大会」が、3月30日(土)に西図書館3階セミナー室(西区美賀多台)で午前と午後の2回開催された。
 西図書館はコロナ禍の令和2年10月ごろに「西区」「本」「図書館」にまつわる絵札と読み札をセットで募集し、オリジナルのカルタを作成。移転前の旧図書館に掲示されていたが、このたび初めて実際にカルタとして使用。当時の館長で今年3月末まで西図書館の館長を務めていた石川絵理さんは「実際にカルタ大会が開催されて、読み札が読まれることは感慨深い」と話した。
 西図書館の3階、ガラス張りのセミナー室にカルタが並べられ事前申し込みをした家族が囲んだ。「カルタは昔から日本で遊ばれています。大人は子どもたちのサポート役をしてあげてください」と館長補佐の松村直子さんが説明。札を読み上げると、子どもたちは真剣な表情でカルタ取りを楽しんだ。2人で同じ札を取ってしまったときはジャンケンで決め、争うことなく礼儀正しく進められた。絵札が少なくなっていくと子どもたちの輪も小さくなり、「はい!」と大きな声をあげて絵札を取ったり、身体全体を使って取ったりと白熱。大人たちからは拍手が送られた。
 「と 図書予約二年待っても百人待ち」「さ さがすんだ あのほんきょうはあるのかな」など、人気の本の貸し出しを待つ様子を読む内容も。「け 月刊の雑誌楽しむ中高年」「や 山のぼりリュックに本一冊しのばせて」「も もやもやがすっきりかいしょう図書館で」など本や図書館との日常の一面を物語るものなど、「あ」から「わ」までの44枚のカルタが読み上げられた。最後に参加者全員に手作りのメンコが配られた。
 2回行われ、16枚の札を取り1位になった井吹東小3年の女子児童はオリジナルカルタを楽しんだ様子で、新図書館には2週間に1度は必ず来ると話した。石川館長(取材時)は「新しい図書館になってから、利用する世代が多様化している。自習室も充実し、学生の方たちだけでなく高齢の方も毎日利用されていたり、喜びの声も届いています」と笑顔。
 西図書館のキャラクター・ブックくんがリーダーを務める西図書館図書部(通称にしとぶ)が発足し、現在メンバー募集中。中学1年生から高校3年生を対象に、本の返本や修理、ミニ展示、本棚・コーナーづくり、ポップ作りなどを行う。興味がある人はぜひ西図書館1階カウンターに声をかけてください!とのこと。


好きな絵札を手にニッコリ

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