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垂水区

春の垂水観光ガイド「第2回舞子さくらの回廊」

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 3月29日(金)、春の垂水観光ガイド「第2回舞子さくらの回廊」が開催され、垂水区内・区外から41人が参加した。桜の開花には1週間ほど早かったが、参加者は桜の開花を想像しながら2時間ほどかけて公園巡りを楽しんだ。(主催/垂水観光ボランティア)
 垂水の魅力を発信する「垂水観光ボランティア」(代表・阪本保孝さん)は春(3~6月)と秋(9月~11月)にそれぞれ15回のガイドツアーを企画している。申し込み不要、参加費無料で気軽に参加できる人気のイベント。一人でも参加者があれば決行され、平均して20人の参加がある。
 この日は春の企画第2回目で、朝10時、朝霧駅に集合した参加者に向け、まずは9人のボランティアガイドが自己紹介。参加者はガイドの堀範子さんによる「さくらの"さ"は田植の神様、"くら"は神様のおりてくるところの意味で、春の神、田んぼの神様を桜の木にお呼びして豊作を願った」など桜にまつわる伝承に耳を傾け出発した。
 一行は神陵台に向かう道路を歩き、松が丘公園に到着。明舞団地ができる前には多くの弥生時代の遺跡群があったなど話を聞き、東谷公園へ。そこには巨大なコンクリート製の滑り台があり、参加者から「以前この上に住んでいて、子どもを連れてこの滑り台で遊ばせました」と懐かしむ声も。休憩後、山田川沿いを歩いて大歳山遺跡公園へ向かい、明石海峡大橋と淡路島を眺めながら遺跡について説明を受け、水仙郷と呼ばれる舞子台緑地まで散策。ゴールの苔谷公園では新旧の桜(新桜100本、旧桜130本)が見られると参加者に伝えた。堀さんが「舞子駅まで桜の坂道があります。福山雅治さんの歌を歌いながら帰路についてくださいね」と呼びかけ、解散した。
 参加者は開花した桜の花を見つけるとカメラを向けたり、緑道に咲く春の花々を愛でたりしながら、約2時間半の散策を楽しんだ。明石市から参加した佐伯和子さんは「いつもは車で決まった道を通るだけでしたので、知らない場所を知れて楽しかった。また訪れてみたいです」と満足した様子だった。
 代表の阪本さんは「今日は桜の開花に一週間ほど早く桜を楽しむことはできませんでしたが、東谷公園などお弁当をもって訪れてほしいですね」と話し、「バラエティ豊かな会にするためにもボランティアガイド募集中です。垂水の歴史や名所、史跡などに興味のある方はぜひ!」と呼びかけた。
*垂水観光ボランティアの情報はこちらから
https://www.facebook.com/tarumikanko/

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