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垂水区

食育ガーデン「離乳食・幼児食のとりわけレッスン」

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3月15日(金)、食育ガーデン「離乳食・幼児食のとりわけレッスン」がブランチ学園都市コミュニティールーム(垂水区小束山手)にて開催され、事前申し込みをした12組の親子が参加した。
(主催/一般社団法人Babyガーデン)

食育ガーデンは、離乳食・幼児食・妊娠中や産後の食事についての悩みや不安・疑問を専門家がサポートし、また参加者同士の情報交換などができる交流の場として定期的に開催している。毎回内容が違うのでリピーターも多いという。この日講師を務めたのは、管理栄養士・栄養カウンセラーの吉岡麻衣さんと食育インストラクターの大西真由美さん。一般社団法人Babyガーデンの代表・高田佳代子さんが補佐役を務めた。

吉岡さんは管理栄養士として働きながら4人の子育て中で、息子にアトピーやアレルギーがあったことがきっかけで食育に携わるようになったと話す。3人の子育中の大西さんは料理が苦手で、離乳食も上手く進めることができなかったため多くことを勉強したので、自分が学んだ簡単に栄養がとれるポイントを伝えたいと話した。

まずは大西さんによる座学で、三大栄養素の糖質・脂質・たんぱく質の分解や合成を促し体の調子を整える重要な役割を果たす「ミネラル」と「ビタミン」についての解説。体内ではほとんど合成することができないので、毎日継続して摂取することが必要。栄養素はチームプレーと考え、単品で摂取せずに組み合わせて食べるのが良いと話した。

座学に続いて吉岡さんの取り分けレッスンが始まった。大人用のメニューから、取り分けて離乳食・幼児食を作るコツを説明。この日のメニューは鰆のごま照り焼き、ポテトサラダ、豆乳鍋、玄米ご飯。まずは豆乳鍋から取り分けてリゾットを作る。次にポテトサラダから取り分けてじゃが芋のお焼きを調理した。

調理がすべて終わると試食タイム。参加者は出来上がった料理を子どもと一緒に食べ、同じテーブルの人と歓談を楽しんだ。吉岡さんと大西さんは各テーブルを周り、食事の食べむらやマンネリ化などの相談を個別に受けていた。レッスンの最後には吉岡さんが「子どもが食べなくても大丈夫。好き嫌いも成長のステップのうち、自分を責めないで自分なりに進んで行けば良い」とアドバイスした。

今回で3回目の参加となる増井唯仁ちゃん(11カ月)の母親(西区学園東町)は「離乳食に困っているので、いつも勉強になります。分かりやすく、毎回楽しいので、次回も参加する予定です」と話した。是枝茉里ちゃん(8カ月)の母親(西区伊川谷町)は初参加で、「いろんなお母さんとお話できて良かったです。先生が実際に取り分けて離乳食を作るところが見られて良かったです」と笑顔を見せた。

講師の大西さんは「毎日欠かすことのない『食』を通して心も体も健康になれる簡単なポイントを伝え、子育てをサポートしたいです。今日はママから楽になったという声をもらいうれしかったです」と話した。吉岡さんは「教科書を切り取りしたような食育講座が多いので、私たちのレッスンでは日常生活の中で何気なく疑問に思ったことや、SNSなどで情報過多な時に感じた些細なことを気軽に聞けて相談し、解消できる場になればうれしいです」と想いを語った。

※今後の開催予定などはインスタグラムにて
https://www.instagram.com/baby_t09k/?igsh=MWE5eTY1dnowcXVzNw%3D%3D

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