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須磨区

参加型トークイベント「ATSUMARU」

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3月9日(土)須磨区役所(須磨区大黒町)で須磨に関わるさまざまな人が集まり、つながれる参加型トークイベント「ATSUMARU」が開催され、ウェブ申し込みをした80人を超える老若男女が交流を深めた。(主催/須磨区役所)

「ATSUMARU」は「須磨で何かしたい・盛り上げたい」「須磨で友だち・仲間が欲しい」「須磨大好き!」な市民が気軽に集まり、仲間とつながる交流の場を作る目的で企画された。ゲストには須磨でユニークな活動をしている4人を招いた。大学生ボランティアグループ「SUMAP」代表の築山佑吏さん、フリーランス美容師で現役ママの山口マスミさん、言語リハビリ施設「ことばの道」総括責任者の安居和輝さん、アーティストで須磨の非公認キャラ〝あやぼう〟こと綾鳥さん。

イベントは2部構成で、前半は須磨について語るトークイベントが行われた。会場の中央にゲストが集まり、参加者たちは周りを囲むように座った。参加者はゲストの話を聞きながら、スマートフォンから自由にコメントを投稿する。コメントはリアルタイムで会場のスクリーンに投影されるので、一方的に話を聞くだけではなく参加者も話題に加わることができた。「須磨は住みやすいですか?」という質問にゲストの山口マスミさんは「子育てにはちょうどよい」と笑顔で回答。山口さんは初心者作家、ママ作家を応援するマルシェ「リワードマーケット」を名谷駅前で主催している。活動場所を探していた際に、大きな広場とショッピングモールがある名谷駅周辺は生活にもイベント開催にも適していたため、活動拠点に決めたというエピソードを披露。大学生の築山佑吏さんは「須磨は海と山がありホッとする。誰もが笑顔で受け入れてくださり温かみを感じます」と、人々との交流で感じた魅力を話した。

後半は席を立っての交流タイム。参加者は「自分をPRするキーワード」を記入したプレートを下げて自由に会場を回る。手元の資料にも同じく参加者の名前などの情報が記され、目当ての人を探して活発な交流が行われた。会場にはキッズスペースが設けられ、週末の家族連れが気兼ねなく参加できるよう配慮。1歳の子どもと参加した野崎洋子さん(須磨区板宿)は「無料で交流できる、人と出会えることはとても魅力的。一緒に活動できる人と出会えたら」と同イベントを楽しみにしていたそう。

須磨区総務部地域協働課・森本健太郎課長は、参加者の多くが活動の場所を探しており子育て世代の女性も多いと話す。「役所でも把握できていない人材を知るいい機会。今後もつながりを作る場として定着できるよう回数を重ねていきたい」と意欲を見せた。同課の西村隼哉さんは新卒で須磨に配属。「人との関りが希薄化する中でも、須磨は地域に熱がある。ここへ行けば何か知れる、誰かと知り合える、一緒にやる仲間が見つかる場として広がりを作っていきたい」とイベントの盛り上がりに自信をのぞかせた。司会進行を務めた畠健太郎さん(プリズムデザインラボ)は「ゲストにしゃべらせ足りなかったので、もっとくだけた空気感で参加者と近づきたい」と次回への課題を話した。

※今後のイベント情報はHPにて
https://www.city.kobe.lg.jp/i73375/kuyakusho/sumaku/syokaitorikumi/atsumaru/atsumaru.html

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