編集記事

その他の地域

スロージョギング®講習会

記事 スロージョギング®講習会のアイキャッチ画像

2月17日(土)しあわせの村(北区)にて、ニコニコ顔で走る「スロージョギング®」の講習会が開催された。参加した13人は温泉健康センターをスタートし、寒さに負けず自分に合わせたゆっくりとしたペースで村内のジョギングを楽しんだ。(主催/しあわせの村 温泉健康センター)

歩くペースでゆっくり走るスロージョギングは、元福岡大学スポーツ科学部名誉教授で医学博士の故田中宏暁さんが40年以上にわたり研究したニコニコペースの運動。2009年にNHKの番組で紹介されたことで注目を集め、現在では世界に向けて発信されている。隣の人と会話できるスピードで取り組めることから、誰でも無理なく気軽に始められ、体力アップ、減量効果・メタボ改善、生活習慣病の予防や改善、脳の活性化、ガン予防などさまざまな効果が期待できる。しあわせの村では「ハッピーなスロージョギング®を始めよう!」と、毎月第3土曜日に講習会を開催している。

講師は一般社団法人日本スロージョギング協会アドバイザーの小野敏郎さん。小野さんはまず「時速4~5キロの微笑むことができる歩くペースで」とアドバイス。「アゴは上げて目線は遠方に」「口を開けて呼吸は自然に」「最初の目標時間は10分。10分続けてもいいし、5分を2回、2分5回と休みながら無理なく続けてくださいね」とポイントやコツを伝えた。その後「それぞれニコニコできる自分のペースで走っていきましょう!」と呼びかけ、ウォーミングアップを行ってから、参加者は歩く速さと同じスピードでゆっくり村内をスロージョギングした。

休憩を挟みながら小野さんは「走って疲れるのは無意識のうちに歩幅が広くなりスピードが速くなるから。歩幅を狭くしましょう」とアドバイス。「膝の悪い人はいませんか?」と参加者に呼びかけ、変形性膝関節症の原因や防止方法、スロージョギングは膝の心配をしなくていいことを伝えた。ウォーキングとスロージョギングの違いについて「歩くことではあまり使われない大きな筋肉や腹筋、背筋が使われ、消費エネルギーが2倍に上がります」と説明。「体力がつくと長く走れるようになり、フルマラソンも夢ではないですよ」と話す。参加者からの「走るのは朝がいいですか?」の質問に対しては「いつでもOK!部屋の中でテレビを観たり、音楽を聴いたりしながらでも大丈夫。畳一畳あればできるスロージョギング&ターンは方向転換のため踏ん張ることで消費カロリーがさらに上がりお勧めです」と答えた。

3年近く毎月夫婦で参加しているという古川高子さん(須磨区中落合)は「紅葉や新緑など季節ごとの自然を楽しみながら、『空がきれいね』など夫とおしゃべりしながら参加してます。先生が面白く、毎月気づきがあり、とても楽しい」と笑顔。小野さんは「今日は40代~80代の方が参加してくれました。年代を超えて一緒に運動できることも魅力のひとつ。元気で長生き、いつまでも動ける身体作りに役立ててほしいですね」と呼びかけた。

申し込み・問い合わせ先/
しあわせの村温泉健康センター TEL(743)8040


小野敏郎さん

カテゴリー