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西区

たけのパーク「タケくんカフェ」

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2月19日(月)たけのパーク(西区竹の台)で「タケくんカフェ」が開かれ、雨の中、地域住民11人が参加した。(主催/竹の台地域委員会福祉部)

毎月恒例となっている「タケくんカフェ」は誰でも気軽に立ち寄れる居場所をつくろうと地域住民が立ち上がり、2020年7月から始まった。現在は竹の台在住の50代~80代のボランティア17人(男性4人、女性13人)が運営を担っている。
毎月第3月曜日の昼から3時間ほど開かれ、時間内は自由に出入りが可能。過ごし方も自由で、お菓子や飲み物と一緒にゆっくりおしゃべりをしたり思い思いの時間を過ごしている。タケくんカフェでは経験豊かなボランティアメンバーがそれぞれの経歴や得意分野を活かして活動しており、メンバーによる絵本の読み聞かせと10分間体操が毎回催されている。

この日は竹の台地域で読みきかせボランティアとして活動する須多次代さんが絵本「レミーさんのひきだし」を読み聞かせした。「毎回季節を感じられる絵本を選んでいます」と話した。10分間体操の講師はヨガ経験者の岡本淳子さん。「自分のペースで無理のない範囲で体を動かしましょう」と肩まわりを中心に岡本さんの声掛けに合わせて深い呼吸でゆっくりとほぐした。友人同士で参加した上田二三子さん(竹の台)は「体操はスッキリするし気持ちがいい」と満足顔。塩田久恵さん(同)は「開催日を増やして欲しいぐらい毎回楽しみにしている」と笑顔を見せた。

2010年に住民交流施設「たけのパーク」の運営が開始。現在同施設では一般開放のほか、毎週火曜~土曜までしあわせランチ(日替わり)の提供や月1回の高齢者対象の食事会を実施。栄養満点の家庭料理が人気を博している。代表の財田(たからだ)壽美代さんは「駅周辺以外はお店が少ないので、気軽に集まれる場所をつくりたかった」と想いを語った。高齢化が進み地域との繋がりが希薄になる人が多い昨今、住民社会からの孤立を防ぐためにも住民同士が顔の見えるコミュニティーづくりが不可欠。「地域住民が顔見知りだと声を掛けやすく会話も生まれる」と話すのは副代表の石本美樹さん。同施設には住民から寄贈された図書が並び貸出もしているほか、曜日限定で駄菓子販売も。高齢者はもちろん子育て中の親子や子どもも利用する多世代交流施設を目指している。

ほかにも同カフェ開催時にはフードドライブ(家庭で余っている食品を持ち寄り、必要とする福祉団体などへ寄付する活動)を受け付けている。副代表の小村美保さんは「皆さんお誘い合わせの上、お越しください。男性もぜひ!」と呼び掛ける。財田さんは「タケくんカフェはボランティアの私たちも楽しめる場所なんです。今後も地域に根ざした活動をしていきたいです」と話した。

※次回開催日…4月15日(月)
タケくんカフェ
日時/第3月曜日
時間/午後12時半~3時半
場所/たけのパーク(西区竹の台2丁目20・4)
参加費/100円(飲み物・お菓子付き)


10分間体操の様子


読み聞かせの様子

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