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須磨区

アシックススポーツチャレンジ ランニング教室

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2月12日(月・祝)神戸総合運動公園 補助競技場(須磨区緑台)で「アシックススポーツチャレンジ ランニング教室」が開かれ、約100人が参加した。 (主催/公益財団法人神戸市公園緑化協会、協力/アシックススポーツファシリティーズ株式会社)

神戸総合運動公園ではスポーツを通じた市民の健康増進を目的に、2021年度よりさまざまなスポーツイベントを実施。この日は北京五輪女子マラソンに出場した中村友梨香さんを講師に迎え、ストレッチやトレーニングなど走るために必要な動きづくりの講座と実践が行われた。18歳以上を対象にランニング初心者から上級者までレベルを問わず参加できるプログラムとあって、先着順だった募集は早々と定員に達する人気ぶりだった。

まずは全員で準備運動。基本的なストレッチから始まり、肩甲骨を意識しながら腕を回したり片足立ちなどバランストレーニングで体をほぐした。次にスキップをしながら腕回しや、もも上げなど動作を伴い実践。中村さんは一つひとつ手本を見せながら解説を交えて指導。現役時代に中村さんが実際に取り入れていたトレーニング方法の数々を伝授した。また「全身を動かす体づくりはケガを予防できる」と話し、股関節まわりのストレッチも念入りに行っていた。特に中村さんが強調して指導したのが、かかとの下ろし方。「体の真下で足が地面に着くと弾むような感覚が分かる。ゆっくり意識して下ろすことでクセの改善にも繋がる」と中村さん自身の経験に基づいた練習法を参加者たちは何度も繰り返しながら習得していた。「最後に10分間ランニングをしましょう」と中村さんも参加者たちと一緒にトラックを駆け抜けた。
 
参加者からの質問に答える時間も設けられており「毎日続けるコツは?」「走っていると息苦しくなるのを改善するには?」といった問い掛けに丁寧に答えていた。垂水区から親子で参加した浅利智美さんと娘の希颯(ののか)さんは「フォームを意識することができて勉強になった。4月にハーフマラソンを親子で挑戦するので頑張りたい」と笑顔を見せた。10年前から毎年数回フルマラソンに参加しているという垂水区の吉岡裕紀さんは「教わった股関節のメニューを実践したい」とさらなるレベルアップを目指すと声を弾ませた。
中村さんは「開始前からウォーミングアップをしている人が多くて皆さん意識が高かったです。これからもランニングを楽しんでほしいですね」と話した。


中村友梨香さん

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