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垂水区

アメフト「甲子園ボウル」で使用された芝生が舞子公園に移設!関西学院大学アメフト部&チアリーダー部による オープンセレモニー&解放イベント開催

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兵庫県立舞子公園(垂水区東舞子町)にアメリカンフットボールの学生王者を決める「第78回甲子園ボウル」で使用された芝生が移設され、1月27日(土)に、オープニングセレモニー&解放イベントが開催された。同大会で昨年12月、史上初の6連覇を遂げた関西学院大学アメフト部「ファイターズ」の部員が県立星陵高校(垂水区星陵台)のアメフト部員を指導、同大学のチアリーダー部と垂水のチアガールポピーズが参加し式典に華を添えた。(主催/兵庫県園芸・公園協会)
全日本大学選手権の決勝「甲子園ボウル」は毎年12月に甲子園球場(西宮市)で開かれ、内野部分に天然芝を張って開催している。この芝生を再活用しようと、これまでメリケンパーク(中央区)などに移設してきた。今回は、県園芸・公園協会が働きかけ、舞子公園への移設が実現。設置から20年以上経過していた約2千2百㎡の芝を約5日かけて張り替えた。芝生広場はこの日から一般に開放され、さっそく子どもたちの駆け回る姿が見られた。
オープニングセレモニーではまず、明石海峡大橋アンカレッジ1階で、関係者のあいさつや移設工事の説明があった。その後、芝生広場に移り、垂水区子ども会連合会・チアガールポピーズの小学1年~6年生の子どもたち13人が「ジャンボリーミッキー」を可愛く披露。続いて、甲子園ボウルにて部員109人全員で応援したという関西学院大学応援団総部チアリーダー部「DOLPHINS」6人が迫力ある演技で会場を盛り上げた。終わりに関係者13人がコアリングした最後の芝生の植え込みを行った。
セレモニー終了後は、解放イベントが開催され、星陵高校アメフト部員12人はディフェンスラインやランニングパック、ワイドレシーバー、ラインバッカーのポジション別に分かれ、ファイターズの主将や副主将など5人からプレッシャーのかけ方やクイックネス、タックルやステップの踏み方などの指導を受けた。終了後、星陵高校の部員たちがファイターズの各選手に食事に関する質問を投げかけると「一日5食、毎食肉を食べる、ジャンクフードやお菓子は一切食べない」などの答えに驚きの声をあげていた。体を大きくするために毎食2合のご飯を食べるという同校2年の大野秀太主将は「基礎の基礎に立ち返った指導を受けることができ光栄でした。アメフト選手なら誰もが目指す舞台の芝が地元に移設されてうれしい。練習でも使いたい」と爽やかな笑顔をみせた。ファイターズの海崎琢主将は「芝生の感触は全く同じで、優勝の時を思い出しました」と笑顔。

同時に芝生広場ではDOLPHINSの部員がポピーズの子どもたちに演技を伝授。グループごとに「右、左、前、上、ジャンプ!」「キラキラキラ」「アピール、アピール」などと声を掛け、子どもたちは目を輝かせながら夢中になっていた。ポピーズの足立仁花さん(高丸小6)は「振付やポーズの名前を教えてもらえてよかった。記念になった」と話した。DOLPHINSの森本遥菜さんは「子どもたちに教える機会がもっとあればいいですね」と満面の笑みを浮かべた。
兵庫県園芸・公園協会の伊藤裕文理事長は「舞子公園広場をさまざまなイベントを通じて、アメフトの聖地にしていきたい」と熱く語った。


兵庫県園芸・公園協会の伊藤裕文理事長

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