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須磨区

市立須磨離宮公園 迎春

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1月6日(土)~8日(月・祝)、市立須磨離宮公園(須磨区東須磨)の中門広場で新春恒例のイベント「迎春」が開催され、同園を訪れた親子はコマ回しや羽根つき、福笑いなど昔ながらのお正月遊びを楽しんだ。1月7日には神戸なかよし太鼓と神撫太鼓による和太鼓演奏もあり、お正月気分を盛り上げた。(主催/公益財団法人神戸市公園緑化協会)

須磨離宮公園では伝統的な日本らしいお正月を味わってもらおうと神戸女子大学の協力を得て、毎年「迎春」を開催している。広場に設置されたテントには昔ながらの遊び道具が並び、親子はそこから自由に選んで、コマ回しやだるま落とし、羽根つきなどを楽しんだ。竹こっぽりや竹馬、福笑いを楽しむ子どもたちの姿もあった。とくに皿回しは人気が高く、子どものみならず外国人が挑戦する姿も見られ、会場はにぎやかな雰囲気に包まれた。佐藤ほの花さん(東須磨小2)は母親と姉のなな子さんの3人で羽根つきを楽しんだ。「1年生の時より上手にできた。羽子板に羽根があたる音がいい!」と笑顔で話した。

7日には長田区を拠点に活動する神戸なかよし太鼓と神撫太鼓による和太鼓の演奏が披露された。神戸なかよし太鼓は「みんなでわっしょい」を披露。続いて神戸なかよし太鼓と神撫太鼓による「千の海響」が演奏され、締めくくりは神撫太鼓による「大地」。園内に躍動感ある太鼓の音が響き渡り、迫力ある演奏に会場から大きな拍手が沸き起こった。
演奏後は小太鼓や大太鼓の体験会が設けられ、子どもも大人もバチを握って太鼓を叩き、感触を楽しんだ。親子で体験した中野りなさん(須磨区)は「独身の頃から習いたいと思っていたほど和太鼓が大好き」と笑顔。息子のこうたろうさん(4歳)は「楽しかった。またやりたい」とはにかんだ。

須磨離宮公園の小林英夫園長は「子どもたちだけでなく、昔遊びを経験したことのない若い世代のお父さんやお母さんにも楽しんでもらえれば」と話し、「2月には梅の見頃を迎えます。ぜひ春の花を楽しみにいらしてください」と呼びかけた。

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