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西区

フレイル予防のための資生堂アクティブシニア講座

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1月18日(木)生活協同組合コープこうべ主催のレインボースクール「フレイル予防のための資生堂アクティブシニア講座」が、かすがプラザ内のコープ西神(西区春日台)にて開催され12人が参加した。

この日の講座は、シニア向けにフレイル予防につながるメイクのちからを紹介。身だしなみを整えることがフレイル予防対策の筋力づくり、人との交流、社会活動などに結び付くことを、スキンケアとメイクを実践しながら学んだ。講師は、資生堂ジャパン株式会社 ソーシャルエリアパートナーの石田知子さん。フレイルとは、健康な状態と要介護の中間の状態を指す。フレイル予防には「身体活動・運動」「食・口腔機能」「社会参加」が重要とされている。

まず、ハンドクリームをつける時には、手に塗り広げて香りを嗅ぐと脳の刺激につながるので良いとアドバイス。ハンドケアをすることは血行促進になり、手をグーパーする運動は握力アップにつながる。スキンケアでは顔に保湿液をつけながら唾液腺を刺激する。高齢になると唾液量が減るので口腔ケアにもなるという。気を付ける点は、力を入れすぎずやさしく刺激すること。

メイクが進んでいくと、参加者たちの肌に艶が出て、表情も明るくなっていく。石田さんの話に笑い声を立て、会場はにぎやかな雰囲気に包まれた。眉を上手にかくポイントを聞いた後、参加者たちは静かに鏡と向き合い真剣な様子で眉を整える。石田さんは、「真剣に取り組むことは脳が活性化する脳トレになります」と話した。最後の仕上げに、頭皮が活性化されて髪がボリュームアップするブラッシング方法の説明を受けた。

西区平野町から友人同士で参加した2人組の女性は「すごく楽しみにしていた講座でした。口紅も久しぶりにつけた。気分も明るくなるし講座も分かりやすくて面白かった」「今日は来てよかった。自分の化粧のやり方の見直しにもなりましたし、気持ちも前向きになりました。この後は、マスクを外してランチに出掛けます」と笑顔で話した。西区樫野台から友人と参加した女性も「コロナ禍のマスク生活を機に化粧をしなくなっていた。久しぶりの化粧は楽しかった。マッサージの仕方は勉強になりました」と満足げに話した。

石田さんは「身だしなみを整える(洗髪・化粧をする・着替えをするなど)行為は筋肉を使う運動になります。身だしなみが整うと、外に出かけること、人と会うこと、交流をもつといった機会につながります。また、出かける用事がなくても身だしなみを整えてください。体力維持の筋力トレーニングになります。明日から実践してみてください」と締めくくった。
※レインボースクールの情報はホームページを参照。
https://kumikatsu.kobe.coop/rainbow_school/

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