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昭和のくらし・昔のくらし13

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西神中央公園内にある神戸市埋蔵文化財センター(西区糀台)は1月19日から3月3日まで、冬季企画展「昭和のくらし・昔のくらし13」を開催した。

企画展の一環として、2月17日(日)には旧車運転同好会による恒例の「昭和の車」が大集合した。集まった車は昭和30年・40年代を中心に活躍した10台。来場客は今では見ることのないレトロな形に目を輝かせ、写真を撮ったり、車体の持ち主と歓談していた。中でも、車のボディ前が開き乗り降りするタイプの昭和36年式BMWイセッタは珍しさとかわいらしさで、人気を集めた。子どもたちは時速35㎞しかスピードが出ないことや、車の上部がテントでできていることなどに驚いていた。車好きで、子どもを連れ家族4人で訪れた中村周介さん(41)(兵庫区浜中町)は、「若い頃、友だちに乗せてもらったキャロルがあった。懐かしい」と感激した様子。

 

 

〈中村楓ちゃん、凛ちゃん姉妹〉

 

〈千葉咲季さん、壮典くん姉弟〉

3回に渡る同乗体験には子どもを中心に多くの希望者が集り、順次持ち主が運転する車に乗り込んだ。途中車を停めて記念撮影するなど参加者はひと時のドライブを楽しんだ。同乗体験した千葉壮典くん(妙法寺小1年)は「楽しかった。また乗ってみたい」と笑顔。

旧車運転同好会代表の吉田奉寿さんは、愛車の昭和35年式ダイハツミゼットバーハンドルを15年かけ自身の手で直したという。吉田さんは、「今日を皮切りに、姫路お城まつりなど多くのイベントに参加する予定です」と話し「亡き兄さんが乗っていたと涙ぐむ人など、昭和の車は思い出が走っている」と笑顔を見せた。ノスタルジックな昭和の世界に大人たちは懐かしみ、子どもたちは驚いた様子だった。

館内の展示会場には、ちゃぶ台の上にお茶碗などが並べられ、4本足のテレビが置かれた昭和のお茶の間や台所が再現された。懐かしい家電製品や学用品、おもちゃなどの数々に、大人たちは目を細め感慨深げに見入っていた。企画展開催のニュースを観て103歳の父親と夫、孫の4人でやってきた井上恵子さんは、「孫にいろいろなことを教えることができた。孫は黒電話を見ることが初めてで、どうやって使うのと驚くことばかりだった」と楽しそうに話した。孫の岸本莉星さん(乙木小2年)は「洗った服を手で回して絞る洗濯機に一番びっくりした」と初めて見る昭和の世界に興味津々の様子だった。

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