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須磨区

第1回 Kobe SUMA PEARL 浜揚げ体験・販売会

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12月23日(土)、須磨浦漁友会事務所(須磨区須磨浦通)で「第1回 Kobe SUMA PEARL 浜揚げ体験・販売会」が行われ、県内外からの参加者40人が集まった。
すまうら水産有限責任事業組合は、2018年から須磨の海でアコヤ貝の養殖を開始。きっかけは「神戸は真珠の加工流通の拠点として有名だが、神戸発の真珠は何故ないのか」の言葉だったという。すまうら水産では後世に引き継ぐべく効率的な漁業経営を独自に構築し、〝獲る漁業から育てる漁業へ〟と神戸の海の可能性を日々模索している。志摩で長年真珠の養殖加工に携わる真和真珠株式会社の所神根(しょしんね)さんとタッグを組み、アコヤ貝の餌となるプランクトンが豊富な須磨の海を活かした神戸産真珠の養殖を試験的に開始することになった。赤潮での全滅や水温上昇などさまざまな苦難を乗り越えながら5年。真珠が順調に成育することが分かり、今回「Kobe SUMA PEARL」として初のイベントを開催するに至った。すまうら水産の取締役代表・若林良さんは、「2017~22年産の真珠を加工し、初めてお披露目します。今日の体験を通じて海の魅力を知ってもらえたら」と開催への想いを語った。
参加者は実際に真珠をアコヤ貝から取り出す作業体験と、須磨のり工場見学の二手に分かれてスタート。真珠の取り出し作業では、所神根さんのデモで手順を学んだ後、水揚げされたアコヤ貝を選ぶところから体験できた。島根県から参加の本山智悠さんは、母親の絵美さんと神戸市の広報を見て参加。「貴金属や宝石に興味があったので、取り出し作業が出来るなんてラッキーです」と作業に熱中していた。参加者は「入ってるかな~」「出た!出た!」と口々に歓声をあげていた。取り出した真珠は乳白色や青みがかったものと色合いもさまざま。「真珠の魅力はワインに似ている。気候や海のコンディションで毎年出来が変わるので、育てるのにも手がかかります。お嫁に出す気分です」と所神根さん。「多くの真珠は加工の工程で調色をして色を揃えますが、Kobe SUMA PEARLはすべて無調色。ほかで採れたものとブレンドしていない100%須磨産にこだわっている」と、Kobe SUMA PEARLの貴重な魅力について語った。

体験と見学後は事務所に戻り、真珠ができるまでのビデオを鑑賞。参加者からは「アコヤ貝の再利用は可能なのか」「取り出し後も養殖は何度も出来るのか」など、積極的に質問がぶつけられた。真珠を取り出した後に残った部分の多くは毒性があり再利用は難しいという。この日は「季と菜と魚と さんたか」提供による唯一の可食部となる貝柱を使ったちらし寿司がふるまわれ、参加者はアコヤ貝と真珠を満喫した様子だった。

午後からの販売会では、Kobe SUMA PEARLの第1号となる商品を多くの参加者が手にし、盛況のうちに終了。次回の販売会は7月を予定している。
問い合わせ先/すまうら水産有限責任事業組合 Eメール
info@sumaurasuisan.jp

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