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東町小生徒たちが、神戸市外大学生と教員に英語でインタビュー

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12月6日(水)神戸市外国語大学(西区学園東町)に市立東町小学校(西区学園東町)の6年生(150人)が訪問。小学生たちが、大学生と教員に英語でインタビューを行った。

神戸市外国語大学は近隣の小学校の国際教育・英語教育サポート事業として小学生が実際に英会話を体験する場を提供している。同大学院英語教育学専攻・横田玲子教授ははじめに「単に英語の学習だけではなく、言葉を使って人と繋がる経験をし、コミュニケーションを楽しんでもらいたい」と小学生たちに話した。

小学生たちは数人のグループ単位でキャンパス内を歩きまわり、出会う学生や教員たちに声をかけ、英語でインタビューを行う。学生と教員たちに協力してもらったアンケートを元に、小学生たち自身がオリジナルの質問内容を考え事前練習も重ねてきたという。開始すぐは物おじしていた小学生たちも、勇気を出して学生に「Hello(こんにちは)」「Excuse Me(失礼します)」と声をかける。相手の返答の中で難しい英単語が出てきた際は「Once more Please(もう一回)」と聞き返し、相手が何を伝えたいかを一生懸命理解しようとしていた。また、質問を受ける側の学生や教員も小学生が疑問の表情を浮かべていると、簡単な単語で言い換えて説明することも。お互いが英会話のキャッチボールを楽しんでいた。  小学生が英語で「私は英語で話すのが得意ではないのですが、いくつかのアドバイスをください」とアドバイスを求めた質問に対して学生は「Don、t worry about mistake(間違うことを恐れないで)」と励ます。

終了後、学生たちからは「失敗を恐れずに英語が話せていた。それは英語を話すうえで大事なポイントです」「恥ずかしがらずにたくさんの人に積極的にインタビューする姿から元気をもらいました」「街中で困っている外国の方を見かけたら、今日の経験から自信を持って声をかけて助けてあげてください」「みんなの英語は上手なので自信を持って、これからも英語の学習を頑張ってください」など多数のエールが送られた。

外嶋煌大さん(東町小6)は「普段の学校の授業や習い事の英語学習とは、また違った貴重な勉強ができました」と感想を話した。山下拓斗さん(同)は「英語が苦手だったけど、大学の人が皆優しく、親切に接してくれたおかげで英語が好きになりました。この経験をさせてもらって感謝します」と笑顔をみせた。横田教授は「17年前に東町小学校からの依頼がきっかけで始まったこのイベントが継続できているのは、学生たちへの信頼によるところが大きい。いろいろな活動を通して神戸市にこの大学があって良かったと思って頂けるように、これからも地域貢献活動を続けていきたい」と話した。


外大教員へのインタビュー風景

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