児童福祉基金「生駒温子」児童福祉事業助成「プレママカフェ」
2月25日(月)太山寺児童館(西区学園西町)で妊婦を対象とした「プレママカフェ」が開かれた。 (企画・運営/子育てボランティアグループ「ぽかぽか」)
母親同士の友だち作りのきっかけや情報交換の場になればと、7年前から毎月第1・3月曜日(変更の場合あり)に太山寺児童館で「ママカフェ」を開催。スタッフが託児をしている間にゆっくりお茶をしながら子育ての相談をするなど母親たちの交流の場となっている。また月に一度、アクセサリーやリース作りなど女性目線の講座(事前申込要)も行われ、託児付きで自分だけの時間を満喫したり、親子ヨガ講座では子どもと一緒に楽しめると好評を博している。この日催された「プレママカフェ」は妊婦(初産・経産問わず)限定。年10回開催でこれまでにマタニティヨガやアロマサシェ(香り袋)講座などが開かれており、今回は食育講座。学園東町在住の管理栄養士、川本琴美さんが講師を務めた。
「食育」とは健康で豊かに生き生きと暮らすために「食べる力」を育てることだと話す川本さん。「子どもが毎日元気に活動できるように家族と一緒に食べる楽しさ、食べ物の生産過程を知り命の大切さや感謝の気持ち、いろいろな食材があることをしっかりと教えてあげて」と力を込める。苦手な食材を無理やり食べさせるのではなく調理方法の工夫や親が食べて見せることで興味が生まれ、食べず嫌いがなくなることも。また「旬の野菜は栄養価が高く価格も安いのでおすすめ」と話し、それぞれ野菜の切り方次第で味わいが変わるポイントを紹介した。 講座終了後は川本さん手作りの野菜ケーキを食べながらお茶の時間。相次ぐ質問にも丁寧に答えていた。妊娠9カ月の岩下和美さん(学園西町)は「食育についても情報があふれていて何が大事なのかわかりませんでした。実際に講師に教えてもらって勉強になりました」と笑顔。第2子妊娠中の曽我部美紀さん(垂水区舞多聞)は朱莉ちゃん(2歳4カ月)と参加。「苦手な野菜も隠さず見た目に分かるように出す方が良いと聞いたので実践しようと思う」と感想を話した。
子育てボランティアグループ「ぽかぽか」は「子連れで気軽に集まれる場所を作ろう 」と地域の母親たちが2012年にたちあげ、太山寺児童館で活動している。現在、子育て経験豊かな母親22人が在籍。4人の子を持つ代表の村瀬瑠美さん(学園西町)は、「子育て中のお母さんを笑顔にするお手伝いができれば。お気軽にお越しください」と呼びかけた。
※「ママカフェ」参加費 カフェのみ100円 講座+カフェ200円
※「ママカフェ」スタッフ募集中 問い合わせ/太山寺児童館TEL(794)4790