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男声合唱団ジェントル美賀多 創立20周年記念コンサート

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10月28日(土)なでしこ芸術文化センター内西神中央ホール(西区美賀多台)で男声合唱団ジェントル美賀多による「創立20周年記念コンサート」が開かれ、300人を超える観客が来場し、趣向を凝らしたステージを心ゆくまで楽しんだ。
「美賀多台に男声合唱団を!」と地域住民により2002年に結成されたジェントル美賀多。現在は40~80歳代の24人が所属する。トップテナー、セカンドテナー、バリトン、バスの男声4部合唱で、徳田洋子さんと鞍谷多鶴子さんが指導にあたる。
合唱団のオリジナル曲「歌に乾杯!人生に乾杯!!」で幕を開けた。「見上げてごらん夜の星を」「荒城の月」と続き「切手のないおくりもの」では全員が手話を交えて歌い、最後は「マイウェイ」で第1部を締めくくった。休憩を挟み、第2部では団員が3つのグループに分かれて2曲ずつ披露。最初に登場したのは青い帽子とベストに身を包んだグループ名「オールドヤングボーイズ」の9人。「私たちのグループは暗譜で歌い、英語の歌詞に挑戦しました!」と「ユーアーマイサンシャイン」を英語で歌い上げた。次は「オータムズ」の7人。「オータムは秋、そして初老という意味です」とメンバーが説明すると会場から笑いが起こった。「青春を思い出し、秋を感じてください」と「小さな木の実」をしっとりと聴かせた。最後は「BtoB」の6人。「大きな古時計」の曲目に合わせ手作りしたという時計の大道具や、「にじ」では7色の小物を持って歌声を響かせた。


オータムズ

第3部は「昭和ウルトラマンメドレー」から始まった。北島三郎の「まつり」では指揮者の徳田さんは「祭」と描かれたハッピを着て、団員はうちわを持ち熱唱。最後の曲目は合唱団の団歌「さぁ飲もう」。この曲は創設者で指導者でもあった故橋本寿美さんの作詞作曲。歌詞には日常風景や思いが込められており「練習後のビールが最高!」と団員たちはビールジョッキの絵を持って大合唱。会場からは割れんばかりの拍手が沸き上がった。
夫が団員だという瀬下千奈美さん(西区美賀多台)は娘と孫の3人で来場。「自宅でもよく練習していました。素晴らしかった」と賛辞を贈った。加藤恵美子さん(西区竹の台)と石橋伶子さん(西区学園西町)は「男性の深みのある歌声に心が穏やかになりました」と感想を話した。
結成当時は3人だったと話す創設メンバーで理事の小林成好さんは「男性の居場所を作ろうと立ち上げました。これからも地域に根差した活動をしていきたい」と話し、実行委員長の小川啓二さんは記念すべきコンサートが迎えられたことに感謝を述べ「同じ目的を持った仲間ができます。一緒に歌いましょう」と呼び掛けた。


曲目「さぁ飲もう」

※団員募集中
日時/毎月第2・ 4土曜日
時間/午後5時 半から
場所/美賀多台 小学校
問い合わせ先/ TEL090( 9549)17 48 小川さん

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