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垂水区

すまいる秋まつり

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10月28日(土)小規模多機能型居宅介護 ほほえみ星陵台(垂水区星陵台)で「すまいる秋まつり」が開催され、地域に住む家族づれや子どもたちでおおいに賑わった。
昨年に続いて2回目の開催となる秋まつり。主催の「地域共生ボランティア スマイルくらぶ」は社会福祉法人報恩感謝会の高齢者福祉施設で働く職員有志が中心となって立ち上げたボランティアグループで、ほほえみ星陵台の施設を拠点に活動している。秋まつりのほかに、夏には流しそうめん、冬にはもちつき大会、高齢者向けの医療講演会や、近隣高校の生徒によるコンサートなどの各種イベントを行っている。
星陵台地域は古くからの住民が暮らすエリアと、若い世代が暮らす新興住宅地が分かれており、交流が希薄となりがちで商店会も時代とともに変わりつつある。多世代の交流をはかり、地域を盛り上げたい思いからさまざまな企画を考えていると話す同くらぶ代表の友清正雄さん。また、子どもの居場所づくりとして学習支援、子ども食堂「すまいるキッチン」を毎月定期的に開催。「すまいるキッチン」では、近隣の住民や近隣高校の生徒がボランティアとして参加。施設を利用する高齢者も子どもたちと一緒に食事をするので、高齢者と子どもたちが触れ合う機会にもなっているという。すべて同くらぶのメンバーが自主的に行っている活動で、今回の秋まつりも仕事が終わってから皆で集まって準備を進めてきたという。

当日は爽やかな秋晴れのもと、多数の来場者で大盛況だった。施設の敷地と2階を使用し、焼そば、たこ焼き、ヨーヨーつり、ベビーカステラ、カレー、お菓子つりなどの出店が並び、すべて100円。子どもたちには特にわたあめが好評で、昨年は2時間以上の待機列ができてしまったため、今年は整理券制にしたというほどの人気。当日のスタッフは同くらぶのメンバーと地域のボランティアが担当し、出店で使用する材料は地域の商店から購入している。施設の前の張り紙を見て秋まつりの開催を知ったと話す母親と一緒に参加した女児は「お菓子つりがいちばん楽しかった」と笑顔。
ほほえみ星陵台職員の岩重千紗子さんは「2回目の開催で定着してきたかと思います。施設の利用者の方も参加できて、良い刺激になっているようですね」と話した。同くらぶ副代表の山口茂さんは「想像以上にたくさんの方に来場頂けました。お子さんのみならず、幅広い年代の方に活動を知ってもらい、地域のコミュニティの場になっていけたらと考えています」と今後についても話した。


(左から)山口茂さん、春名美紀さん、友清正雄さん、池田垣恵梨さん、冨永美穂さん

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