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須磨区

市立神の谷小学校 おむすびの会

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10月10日(火)、神の谷民生委員児童委員協議会が市立神の谷小学校(須磨区神の谷)で児童におむすびを提供する「おむすびの会」を開催した。

3連休明けの小学生たちに学校へ行く楽しみを提供できればと行われた本会は、この日で2回目となる。「おむすびの会」メンバーは、神の谷民生委員・地域ボランティア計11人で構成されている。提供数を把握し食品ロスを抑えるため事前申込制にしており、前回9月の開催時は定員40人のところ80人の応募があり、受付開始後30分で40人の申込枠が埋まった。60人に枠を広げた今回も定員いっぱいの申込だった。
早朝の6時半、家庭科室に集まったメンバーにより白米18合が3つの炊飯器で炊かれ、8時の登校時刻に合わせて手際よく握られていく。「ふりかけははじめからかけると嫌がる子もいるから」「硬く握らずにふわっとね」と、スタッフ同士が声を掛け合う。8時になり、待ちに待った児童たちが順に家庭科室に入り、手を洗った後スタッフからおむすびを受け取る。この日は「のりたま」と「鮭」のふりかけが用意されており、児童の好みでスタッフがまぶしてくれたものを家庭科室内のテーブルでめいめいに食べる。
「朝ごはん食べて来たけれど食べる!」「家ではスープとフルーツだけ食べてきた」と家庭での朝食事情はさまざま。お代わりも用意されていた。「みんなで食べるのが楽しみ!」「家のと味が違う」と、児童たちは登校前のひとときを楽しんでいた。「3個食べたよ!」「行ってきます!」と元気に教室へ向かう姿は、スタッフのモチベーションアップになっているという。

同会の代表で神の谷地区会長の田中ひとみさんは、地域福祉センターで子ども給食の提供も行っている。「主婦のパワーってすごい!自分たちの地域で何か役に立てることがあればと口コミだけでメンバーが集まった」と話した。今後の目標は80人まで定員を増やすことだが、既存の調理器具の新調や安定した資金の確保が必要となる。立ち上げからサポートをしてきた須磨区社会福祉協議会の石澤直美さんは「会のメンバーの方が無理のない範囲で参加できる雰囲気づくりが大切。社協としても地域を盛り上げたいと活動される皆さんの後押しをしていきたい」と活動の広がりに期待を寄せた。

※問い合わせ・支援の窓口は 須磨区社会福祉協議会まで
TEL(731)4341
Eメール o-cosmos@suma-shakyo.or.jp

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