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須磨区

第4回 須磨区防災表彰式

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第4回「須磨区防災表彰式」が2月14日(木)、須磨区役所(須磨区大黒町)で開催され、区内の地域防災に多大な功績のあった団体や個人が表彰された。 (主催/須磨区防火安全協会 神戸市須磨消防署 神戸市須磨消防団)

 

第一部では、須磨区防災の表彰式、須磨消防団員優良団員表彰が行われた。

須磨区防火安全協会の小池弘三会長のあいさつで式がスタート。区内の地域防災の多大な功績があった個人や団体、事業所に贈られる「須磨防災の賞」には須磨区消防団・第8分団の分団長を平成13年から務める羽田郁夫さん、須磨区消防署 消防防災課の向井章さん、高倉台婦人会副会長の糸尾眞砂子さんの3人。ほかには地域の防災活動を行ってきた板宿小学校区防災福祉コミュニティや、石油コンビナートの安全な運営に対しJXTGエネルギー株式会社神戸油槽所が受賞した。

また地域の安心安全な活動を行ってきた優良団員への表彰では、神戸女子大学の11人の学生消防団員の代表で、梅田綾美さん(4回生)と高見あすかさん(3回生)が表彰を受けた。同消防団では学生消防団員として消火訓練や学祭で非常食を配るなどの活動をしている。受賞者には須磨区長や市議会議員からのお祝いと感謝が述べられた。

 

第2部の防災講演会では落語家 桂福丸さんが「阪神淡路大震災が決めた落語人生 ~人と人の絆が生む防災力」をテーマに講演を行った。灘中学校・高等学校、京都大学法学部を卒業した経歴をもつ落語家の桂福丸さんは、阪神淡路大震災当時高校生。実家が半壊し、避難所生活を余儀なくされた。その時の避難所での体験や教訓をユーモアを交えながら語り、その経験から辛い時こそ笑うことが一番と話す。「辛い時こそ頭と心を柔らかくし、心の余裕を持つことがいい」と福丸さん。頭と心が動くには笑顔、ユーモアが大切。笑いには①血糖値を下げる②コレステロールを下げる③コルチゾールを下げるという効果が期待できる。会場の参加者と想像力を動かし、頭を柔らかくするクイズや船場のシャレ言葉「黒犬のおいど(お尻)」=おもしろない(尾も白ない)などを紹介した。そして自分を追い詰めずにガス抜きをすることが大切とも話し、笑いを交えて講演を締めくくった。

 

※コルチゾール/副腎皮質から分泌されるホルモンの一つ。ストレスを受けた時に分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれている。

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