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神戸のこれからをみんなで語り合うワークショップ TALKING CIRCLE KOBE トーキング サークル コウベ

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神戸のこれからをみんなで語り合うワークショップ「TALKING CIRCLE KOBE(トーキング サークル コウベ)」が9月24日(日)、なでしこ芸術文化センターアートスペース(西区美賀多台)で開かれ、24人が参加した。(主催/神戸市)
神戸市ではまちの将来像や方向性を描く「総合基本計画」が2025年度に現行計画の終期を迎える。次期に向け、まずは土台となるまちの基本理念を定めた「基本構想」の策定を約30年ぶりに着手するため、市民の声を反映させる取り組みが始まっている。
同ワークショップは市民それぞれの思いを自由に語り合い、新たな神戸の将来像を考えようと8月下旬から11月まで市内全9区10ヶ所で順次開催。神戸酒心館(東灘区)、茅葺民家 内田家住宅(北区)、今年9月にオープンした須磨海浜公園内須磨ホール(須磨区)など各区の特徴的な会場で開かれた。市内在住・在勤・在学の高校生以上が対象だが、どの区でも参加可能。西区では昨年開館した複合文化施設「なでしこ芸術文化センター」での開催となった。10代から70代の参加者たちは神戸で生まれ育った人のほか、他県から神戸への移住者や神戸の大学に通う学生などさまざま。「神戸のこれからをみんなで話そう」と描かれたTシャツを着用し、4つのグループに分かれて神戸の「今」と「これから」について語り合った。
「神戸の今」のテーマでは自然豊かで山と海の両方が楽しめる、異国情緒な街並み、ジャズ発祥の街、ストリートピアノの台数が日本一など神戸への思いを語った。次に「神戸のこれから」では30年後の神戸の姿を想像して今と変わらないこと、大きく変わったことについて未来を想像しながら考えた。自然と都会のバランス、下町感や音楽あふれる街並みは変わらないで欲しいと願い、変化を求める点では自然が多い場所への公共交通機関の充実、必要な情報を簡単に入手できるデジタルツールのさらなる進化など具体的な意見が飛び交った。参加者からは「神戸の今後を考えている人が大勢いることが分かった」「みなさんの神戸愛がすごい!」という声があがり、神戸の魅力について再認識し、新たな課題に気付かされる場となった。
神戸芸術工科大学4年生の西田安々子さん(須磨区)は市外から移住。「思っていたより都会すぎずのんびりしているところがよい」と話した。西区出身の辻静花さん(西区美賀多台)は「他県にも住んだことがあるがやっぱり神戸が一番住みやすい。地域で子育てできるまちになって欲しい」と期待を寄せた。佐野正明さん(西区狩場台)は「みなさんの意見が聞けて良かった。世界一素敵なまちにしていきたいですね」と思いを巡らせた。


西田安々子さん


辻静花さん家族


佐野正明さん

また、神戸への思いや意見について市民が気軽に参加できるようにと神戸市のホームページに掲載した「スマホで3分アンケート」の第1弾が7月~9月まで実施され、1万6千件を超える市民の声が寄せられた。神戸市企画調整局の原田穫嗣さんは「第1弾アンケートの回答を踏まえ、神戸の魅力をさらに深堀りする第2弾アンケートが始まっています。皆さんの思いを未来の神戸に繋げていきますので意見を聞かせてください」と呼び掛けた。
※アンケート受付中。

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