みんなで遊ぼう!ひょうごレゴ®展
県立兵庫津ミュージアム(兵庫区中之島)では「みんなで遊ぼう!ひょうごレゴ®展」を開催中。8月6日(日)にはレゴ®認定プロビルダーの三井淳平さんによる「スペシャルワークショップ」が開催され、事前申し込みをした親子約80組が午前、午後の部に分かれて参加した。
三井淳平さんは明石市出身で、灘高校3年生の時に出演したテレビ番組「TVチャンピオン」の「レゴ®ブロック王選手権」で準優勝して注目を集め、直後に東京大学理科一類へ入学し「東大レゴ®部」を設立。レゴ®ブロックを素材とした作品制作や、関連する課外活動における社会貢献により「東京大学総長賞」を受賞。東大大学院生の時には、当時世界最年少の24歳でレゴ®認定プロビルダーに選出された。プロビルダーとは、レゴ®グループがレゴ®ブランドを使ってビジネスをすることを許可した人のことで、2023年5月現在、世界で21人しかいないという。そんな三井さんから直接レクチャーを受けることが出来る同ワークショップには、幼いころからレゴ®に親しみ、レゴ®が大好きで三井さんに憧れる少年少女たちが多数参加した。
この日の課題は「タコの制作」で、三井さんが用意したレゴ®ブロックキットと説明書が配られた。まずパーツの名前を紹介し、説明書に沿って組み立て方を解説。制作している子どもたちを見て回りながら「パーツを重ねて強度を重視するところと、見た目を重視するところのバランスをとることが大事」とアドバイスした。初心者には少し難しく感じられるタコを、参加者たちはうれしそうに手早く組み立て、完成品を満足そうに持ち上げていた。三井さんは「レゴ®ブロックで作品を作る醍醐味は、気楽に試行錯誤しながら作れるところなので、チャレンジ精神でどんどんオリジナル作品を考えて欲しいですね」と話した。
最後は三井さんを囲んで集合写真を撮影。希望者には、サインと記念撮影にも応じ、子どもたちの笑顔がはじけていた。明石から参加した越智泰之さん(滝川中1年)は、6歳の時にモーターで動く電車をレゴ®ブロックで作り、中学受験が終わってから2万パーツのレゴ®ブロックでデロリアンを制作したというほどの腕前。今回のワークショップでは「制作する対象物の観察力がとても大事で、どう組み立てていくのかコツがよく分かりました」と感想を語った。
1階の展示は、兵庫五国の名所や特産品などをレゴ®ブロックで表現している。2階は「知る!」「見る!」「遊ぶ!」のテーマに分けて展開されている。「知る!」コーナーではレゴ®グループの歴史を学び、「見る!」コーナーでは、三井さんをはじめとするレゴ®ビルダーたちや、灘中高生たちによる素晴らしいレゴ®ブロックの作品が展示され、「遊ぶ!」コーナーでは、レゴ®ブロックを使って自由に遊ぶことが出来るという盛りだくさんな内容。同展は10月15日(日)まで開催中。
詳細は兵庫津ミュージアムHPで。→https://hyogo-no-tsu.jp