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西区

HAPPY Smile〜歯っぴいスマイル~

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6月4日~10日は「歯と口の健康週間」。神戸市では歯と口の健康の大切さを知ってもらううため、さまざまな啓発普及活動が行われた。西区では6月4日(日)に神戸市西区歯科医師会主催によるイベント「HAPPY Smile〜歯っぴいスマイル~」が西区役所3階こべや(西区糀台)で開催され、54人が参加した。

神戸市西区歯科医師会の中田隆三会長は「イベントを通じて楽しんでもらいながら区民の健口(歯と口の健康)を啓発します」と開催趣旨を話した。当日は同医師会の豊後孝敏さん、清水邦明さん、田村猛さんが中心となり、兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院の学生4人がサポートを務めた。イベントでは口腔機能の衰えを調べる「オーラルフレイルチェック」として、「かむかむチェックガム」「口の乾燥度測定」「チャレンジ・ザ早口言葉」の3つの検査が行われた。「口の衰え」は全身の老化に繋がり、身体的、精神的、社会的な健康と大きな関わりを持つと考えられている。

「かむかむチェックガム」では咀嚼能力を調べる。用意された検査用のキシリトールガムを口に入れ60回噛み、噛み終えたガムの色の変化をカラーチャートと比較。目で見て咀嚼力を判定した。「口の乾燥度測定」では、口腔水分計を使用し口腔内の乾燥状態を測定。「チャレンジ・ザ早口言葉」では「オーラルディアドコキネシス」検査法を用いて口腔周囲筋や舌口唇運動機能(巧緻性および速度)を検査した。「パ」「タ」「カ」をできるだけ早く発音し、1秒間の発音回数を専用の装置で測定し正常値かを調べる。参加者は普段あまり体験したことのない検査を笑いながら楽しそうな様子で受けていた。同医師会のメンバーは歯と口の相談に分かりやすく丁寧に回答していた。

西区糀台の女性は「いつまでも美味しく物を食べるためにも歯は大切にしたいです。今日はいろいろと優しく教えてもらったので口腔ケアをがんばります」と話した。当日にイベントを知り、母親の岩﨑智子さんと親子で参加した岩﨑直子さん(西区春日台)は「8020(80歳になっても自分の歯を20本以上保とう)を目指しているので興味を持ち参加してみました。検査は全部とても面白かったです」と笑顔で話した。

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