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須磨区

第49回兵庫県フェニックス ラグビーフェスティバル

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6月10日(土)・11日(日)、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(須磨区緑台)で(一社)兵庫県ラグビーフットボール協会主催「第49回兵庫県フェニックス ラグビーフェスティバル」が開催された。

10日には兵庫県民大会高校の部 決勝とシード決定戦が行われ、11日にはタグラグビー大会、神戸製鋼とワールドのOBによる「レジェンドマッチ」や、現役プロ選手とタグラグビー大会優勝チームが対戦するスペシャルマッチ、元日本代表によるトークショーなどさまざまなイベントが行われ大いに賑わった。

同イベントはラグビーの普及、交流の場として半世紀近くに渡り継続している。49回目となる本年はラグビーワールドカップ2023フランス大会開幕に向け、初の試みとして一般参加型のタグラグビー大会を実施した。多発する事故を防ぐ目的で低学年以下の児童を対象に広まったタグラグビー。ラグビーのルールを基にタックルなどの身体接触プレーを禁止し、安全面に配慮しているため、経験値に関わらず子どもから大人まで性別を超えて安全に楽しむことが出来るのが特徴。プレーヤーは、2本のタグを腰の両脇に1本ずつ付ける。タグを取られたプレーヤーは取られたタグを再び腰に付けるまでプレーすることができないため、タグを取られたらただちにボールを離す。タックルやトライのために飛び込むような動きも禁止されているため、男女の体格差を超えたゲームが出来ると女性の参加も多い。今大会でも女性のみの大学生チームや、就学前の児童の参加も見られた。相手の動きに反応したり、相手を抜くためのステップ、 タイミングの良いパスといった運動能力を高めるための要素が多く含まれているうえ、攻守の切り替えが多く、体力向上にも効果的であるという。

姫路ラグビースクールコーチ・姫路ラグビー協会理事のオキャラハン恵梨さんもタグラグビーの魅力に虜になった一人。「息子の参加がきっかけではじめて7年。今では私が一番のめりこんでいる。以前は肌も真っ白だったのに」と軽快に笑った。
兵庫県ラグビーフットボール協会の中島誠一郎理事長は、「誰にでも安全に楽しめるタグラグビーをきっかけに、ラグビーに触れるきっかけが生まれることに期待している。観る人・プレーする人、皆で楽しめる場を増やしたい」と幅広い参加を呼び掛けた。

トークショーでは、日本代表経験者の中嶋大希選手(コベルコ神戸スティーラーズ)が「前回のワールドカップで、ラグビーの楽しさを多くの方に感じていただき、ラグビーファンが増えたことを大変うれしく思います。強い神戸の姿をお見せするのでぜひ会場に足を運んでください」と語った。
秋にタグラグビー体験会を開催予定。
詳細は兵庫県ラグビーフットボール協会ホームページにて。 http://rugby-hyogo.jp/

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