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【1・17震災メモリアル行事】阪神・淡路大震災を忘れない ~21世紀を担う私たちの使命~

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1月11日(金)県立舞子高等学校(垂水区学が丘)で、1・17震災メモリアル行事「阪神・淡路大震災を忘れない~21世紀を担う私たちの使命~」が催され、同校生徒のほか全国防災ジュニアリーダー育成合宿に参加する県外の中高生や地域住民ら約1300人が参加した。

 

〈佐藤敏郎さん〉

 

〈ブルームワークス〉

 

この行事は震災の記憶や教訓を継承するため同校が2001年から毎年開催。今年で19回目を迎える。最初に参加者全員で黙祷を捧げた。谷川彰一校長は「過去の災害から学びを深め、未来の防災・減災に繋がる大きな一歩となるように皆で考えていきましょう」と語った。次に、防災士と防災大学院生による音楽ユニット「ブルームワークス」が追悼演奏を披露。阪神・淡路大震災を経験し、今も被災地で支援活動を続ける2人から力強いメッセージが音楽を通じて届けられた。

続いて、元中学教諭の佐藤敏郎さん(小さな命の意味を考える会代表)が「3・11を学びに変える」と題して講演した。佐藤さんは東日本大震災で宮城県石巻市立大川小学校6年生(当時)の娘を亡くした。同小では児童74人と教職員10人が犠牲となった。待機していた校庭から避難を始めて間もなく津波に襲われたという。娘たちが最期に通った場所に立ち、佐藤さんは今も「どんな光景が眼に映り、どんなに怖かっただろう」と想いを馳せる。なぜ同小の裏山に登らなかったのか、大丈夫だと思ってもなぜ逃げることができなかったのかと何度も考えるという。「子どもたちや自身の命を思えば『念のために逃げよう』と判断のギアが上がるはず。失う前に気付いてほしい」と力を込めて呼びかけた。

 

〈分科会の様子〉

 

全体会の後は、19の分科会が各教室で行われ、同校環境防災科の生徒による卒業研究やネパール訪問の発表のほか、講師を招き災害に強いまちづくりや防災対策、心のケアなど内容は多岐に渡った。また、全国防災ジュニアリーダー合宿の参加校も、学校や地域と連携した減災の取り組みを報告した。環境防災科3年の大塚愛未さんは、エプロンシアターを用いて幼児や低学年の児童向けに災害時の身の守り方や非常用持ち出し袋の重要性を発表した。大塚さんは「 津波は怖いものだけど逃げれば助かること、備えていれば守れる命があるということを子どもたちにも伝わるような言葉で今後も伝えていきたい」と熱く話した。

 

最後は、グラウンドで自衛隊員の協力の元、恒例となる「舞子千人鍋」の炊き出しが行われた。毎年同校フードデザイン科の生徒がレシピを考案。今年はアレルギー対策として、米粉の麺などを入れた「カレースープ」が振舞われ、参加者の美味しそうに頬張る姿が見られた。

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