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須磨区

まちの保健室

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5月11日(木)須磨パティオ駅前広場(須磨区中落合)で「看護週間」のイベントの一環として、血圧測定や健康相談を行う「まちの保健室」が開かれた。約350人が来場し、希望する54人に健康について助言した。(主催/兵庫県看護協会)
近代看護の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの生誕日にちなみ、5月12日を「看護の日」と制定。「看護の日」を含む日曜日から土曜日までを「看護週間」とし、期間中は全国一斉に看護の祭典が開催される。「看護の日」には日本看護協会からロゴマークなどをデザインしたPRラッピングバスが、2021〜2024年まで4年かけて、全国を運行し今年の5月11日は兵庫県にやって来た。
兵庫県看護協会会館で出発式を行い、斎藤元彦県知事に見送られて発車。はじめに元町、三宮周辺を巡回してからメリケンパーク、神戸ハーバーランド、HAT神戸、日本赤十字社神戸赤十字病院を走行。
途中に訪れた市立渚中学校で、がん看護専門看護師による出前授業を行った。出前授業を始める前に、同校在校生が歓迎会を企画。日頃の看護に対する感謝の気持ちを述べ、約100人の生徒からのメッセージカードを渡し手話を交えて「しあわせ運べるように」の歌を披露。会場はしばらく感動に包まれた。
次にPRバスが向かったのは「まちの保健室」が開催される須磨パティオ駅前広場。神戸3支部の看護職が開催し多くの人が集まり、順番に並んで健康相談などを受けた。生後11カ月の孫の耳鼻科受診帰りに立ち寄ったという富本よう子さん(東白川台)は、長女のさきさん、孫の泰冴(たいが)ちゃんの3人で参加。よう子さんは「気になる健康についていろいろ話しが出来て良かったです」と話し、さきさんは「神戸市看護大学で無料の子育て支援があると教えてもらいました」と微笑んだ。須磨パティオ駅前広場での滞在は約1時間だったが大盛況で終わった。最後に向かったのは、県立須磨友が丘高等学校。看護師を目指す生徒30人に仕事の魅力などを伝える出前授業を行った。


左から富本よう子さん、看護ちゃん、長女のさきさん、孫の泰冴(たいが)ちゃん

県看護協会会館を出発してから6時間走行したPRバスは、行く先々で交流を図った。県看護協会会長成田康子さんは「時空を超えて創造する、つなぐ・つながる看護を目指し、県民の誰もが自らの生き方を選択でき、どのような状況であっても心から幸せを実感できる生き方を支える看護を実現したいですね」と話した。
※神戸市看護大学では「まちの保健室」として、健康相談、子育て支援、介護、もの忘れ看護相談、こころと身体の看護相談を行っている。詳しくは「神戸市看護大学 まちの保健室」で検索を。

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