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ジュニアコーラス・ティンカーベル「スプリングコンサート2023」

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3月31日(金)、長田区文化センター別館ピフレホール(長田区)でジュニアコーラス・ティンカーベルの「スプリングコンサート2023」が開催された。

第1ステージでは、幼児から高校生までの団員32人が「歌えバンバン」「Sing」「パンのマーチ」などを楽しく合唱した。「コロナ禍では歌との出合いも減っていたため、『みんなのうた』などでもおなじみの童謡をみなさんにお届けしたい」と指揮者の藤岡知惠美さん。

第2ステージは、ミュージカル調の「日記のうた」。月曜日から土曜日までの日常を子ども目線でユーモアたっぷりに関西弁で表現した合唱曲である。穏やかな雰囲気の団員たちが多く、この曲を選んだのは大きな挑戦だったという。会場は笑い声に包まれチャレンジは成功した。第3ステージはカジュアルな衣装に着替えて、会場全体で楽しめる「ジャンボリミッキー!」を披露。客席の子どもたちも舞台に上がり、歌って踊って楽しんだ。YOASOBIの楽曲「ツバメ」は、合唱とダンスバージョンをそれぞれ団員たちが工夫して作り上げた。アニーの「トゥモロー」は、明日への希望を願って8年ぶりの披露となった。

第4ステージでは、今期の卒団生である五十嵐夕萌那さん(神港橘高校3年)と橋間風季さん(神戸商業高校3年)が、12年間で歌ってきたたくさんの曲の中から最後の舞台で後輩たちと歌いたいと選んだ、東日本大震災復興支援曲「ほらね、」を披露した。会場には温かく優しい空気が漂った。

三姉妹で団員として活動している豊田咲那さん、葉那さん(星陵台中3)、菜乃さん(小5)は、「『Stand Alone』という曲が、この合唱団のアットホームな雰囲気を表現できる曲で好きです」と話した。國本悠真さん(妙法寺小3)は「お母さんがいろんな歌を聞いていて、僕も歌が好きになった。お母さんがこの団を見つけてくれて1年前に入りました」と話した。米林和葉さん(妙法寺小3)は「歌が大好きで幼稚園の時から始めました」と話した。団員が練習会場として利用している東垂水ルーテル教会で、このコンサートのことを知った沢田明美さん(垂水区王居殿)は「天使の歌声。心がきれいだから、美しい声が出るのかなと思いました」と話した。鍋島光子さん(須磨区)は「涙ぐんだり笑えたり。最後には、団員さんから青い折り鶴もいただけて、平和について考える時間にもなりました」と話した。

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