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須磨区

離宮ハニーレシピコンテスト

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須磨区役所と市立須磨離宮公園(須磨区東須磨)、神戸女子大学(須磨区東須磨)は、須磨離宮公園内で採蜜しているオリジナルハチミツ、「Rikyu Honey(離宮ハニー)」のPRと、若い有権者への選挙啓発を兼ねた産官学のコラボ企画「離宮ハニーレシピコンテスト」を5月31日(水)まで開催中。

「離宮ハニー」を須磨の新しい特産品にしようと、採蜜が始まった平成31年度から、同大学のゼミ生と同公園が連携してメニューを開発する「SUMA×BEE×SHINJO」の企画が立ち上がった。これまでも学生考案のメニューを園内のレストラン「ガーデンパタジェ須磨離宮」で期間限定で提供してきた。

令和4年度は、新たな試みとして学年・学科不問でレシピを募集し、レシピコンテストで最優秀の一品を決定し、今夏のレストラン限定メニューとする企画を実施。学内から11レシピの応募があった。コンテストへと進む6レシピが選ばれる3月の審査会に先立ち、2月にはレシピの完成度を上げるためのプレゼンテーションが園内のレストランで行われ、同公園の園長やレストランの運営会社社長、シェフなどが立ち合った。
「ハニーグレーズのレモンケーキ」を作った満田さん(管理栄養士養成課程4年生)は、「18㎝のホールサイズだったものを、プレゼンの際にキューブ型にしてみたらとシェフからアドバイスを頂き、可愛く仕上がりました」と話す。

審査会を経て「ハニーグレーズのレモンケーキ」「離宮ハニーグルトロール」「離宮ハニーシュー」「離宮ハニーと須磨海苔のペペロンチーノ」「離宮ハニー香る、すこぶる美味しいフルーツサンド」「ハニーマスタードチキンサンド~夏野菜のマリネ添え~」の選挙候補6品が選ばれた。
「ハニーマスタードチキンサンド~夏野菜のマリネ添え~」を作った麻木さん、伊藤さん、青木さんの3人(管理栄養士養成課程3年生)は、レシピ考案前にレストランのメニューをリサーチ。ランチメニューになかったサンド系に決めたという。「離宮ハニーグルトロール」を作った池田さん(管理栄養士養成課程2年生)は、「グルテンフリーにこだわって、でも味は目指した小麦粉に近いものにできたと思います」と手応えを語った。家政学部管理栄養士養成課程の宮本有香准教授は「審査会当日はトラブルがあるものですが、みんなスムーズで、家でもかなり作り込んだと思います。最後まで細かい調整をして、どれも自信を持って出せるレシピです」と太鼓判を押す。

選挙啓発も兼ねたこの企画では、同大学須磨キャンパスA館1階のラウンジに実際の選挙で使われる投票箱や台が設置され、昼食に訪れた学生たちが、レシピのポスターを確認しながら投票する様子が見られた。
須磨区役所総務部地域協働課の皆木奈美係長は「投票の初めの一歩をできるだけ若いうちに経験すると、以降の投票率が上がるという傾向があります。コンテストの投票を選挙形式で経験することで、投票所へ出向くハードルが下がれば」と期待を込めた。
今夏、レストランで提供される一品を決める選挙は、須磨離宮公園内で5月末まで開催中。一般来園者は公園内に設置されたQRコードから投票ができる。「ぜひ、投票お願いします!」と、学生たちは笑顔で呼びかけた。

 

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