編集記事

垂水区

ユニバーサルスポーツ体験! 「ふうせんバレーボール・卓球バレー」に歓声!!

記事 ユニバーサルスポーツ体験! 「ふうせんバレーボール・卓球バレー」に歓声!!のアイキャッチ画像

3月19日(日)市立垂水体育館(垂水区平磯)でユニバーサルスポーツ「ふうせんバレーボール・卓球バレー体験交流会」が開催され、市内在住の4歳から89歳までの障がいのある人もない人も参加しゲームを楽しんだ。(主催/神戸市立垂水体育館、共催/垂水区スポーツクラブ連絡協議会、協力/兵庫県障がい者ふうせんバレーボール連盟)
「ふうせんバレーボール・卓球バレー」は障がいの有無に拘らず、子どもから高齢者まで誰でも楽しく参加できるユニバーサルスポーツ。垂水体育館では「ふうせんバレーボール」は今回で7度目、「卓球バレー」は初めての開催となった。
参加者28人は4チームに分かれ、黄色や緑、青、ピンクのゼッケンベストを身につけ、いざ対戦。「ふうせんバレーボール」はバドミントンコートで直径40センチの鈴入りゴム風船を使用し、チーム全員が必ず1回さわり、6~10回で相手コートに返すことがルール。10分間で得点が高い方が勝ちとなる。
隣のコートでは「卓球バレー」の体験があった。「卓球バレー」は昭和49年頃、筋ジストロフィー症児のために養護学校で始まった競技で、重い障がいのある人も一緒に楽しく体を動かせるようにと考えられた。卓球台をチーム全員で囲み、椅子に座ったまま、ラケットの代わりにかまぼこ板のような長方形の板で、通常より高く上げたネットの下を金属球が入った音の鳴るボールを転がして打ち合った。最初は控えめだった子どもたちも次第に積極的に参加し、会場は歓声と熱気に包まれた。試合終了後は優勝チームの発表があり、参加者全員に表彰状が手渡された。子どもたちにはピンクの風船ボールのプレゼントがあり、大喜びで受け取っていた。

卓球バレー

垂水区北舞子から親子3人で参加した荒木琢磨さんは「予選リーグでは4位でしたが、大逆転優勝しました。スタッフの皆さんが盛り上げてくれて楽しむことができました」と笑顔。息子の完太さん(4歳)は「楽しかった」とうれしそうに話した。


荒木完太さん

ユニバーサルスポーツの会代表の古岡芳弘さんは「子どもたちがどんどん本気になり、みんなで助け合っていましたね。障がいをもつ人とともに親子3世代が一緒に楽しめることがユニバーサルスポーツのいいところです」と顔をほころばせた。

カテゴリー