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神戸常盤女子高等学校 女子フットサル部 県大会優勝

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1月29日(日)に神戸市北区の北神戸田園スポーツ公園アリーナで第25回兵庫県女子フットサル大会が開催され、少女の部、一般の部合わせて12チームがエントリーして行われた。
 昨年は、コロナの影響で中止を余儀なくされたが、今年は尼崎や但馬と幅広い地域からエントリー。
一般の部は、神戸常盤女子高等学校(長田区池田)女子フットサル部が優勝。 決勝戦では、0対2とリードを許す展開となったが、試合終盤に立て続けにゴールを奪い、決着はPK戦に持ち込まれた。PK戦も一時、敗戦に追い込まれる展開となったが、見事逆転で優勝をもぎ取った。今大会で引退する3年生にとっては有終の美を飾った形となった。
 「1年生の頃は、コロナ感染予防対策のため、先輩たちの試合に帯同することすら出来なかった。2年生では、1年生時に試合が出来なかったことも含めて、2年生との距離を縮めることなく終わりました。3年生になってからは、リーグ戦で勝てない状況が続き、悔しい想いをしてきました。最後の大会に向けて意気込んでいましたが、大会直前に主力3人が怪我で戦線離脱。それでも日々積み重ねてきたことを出そうと大会に挑みました。リーグ戦では、勝てない日々が続きましたが、最後の最後に優勝することが出来て、初めて先輩らしい姿を後輩に見せることができました」と3年生の田中葵さんは笑顔で話す。顧問の吉川教諭は「本当に最後の最後まで粘り強い試合を見せてくれた3年生には、感謝しかありません。生徒たちの努力が結果として報われたことに安堵しました」と目を細めた。
 高校の部活動として取り組んでいる女子フットサル部。中学校までサッカーを経験した生徒やサッカー初心者の生徒など、さまざまな生徒が女子フットサル部に在籍。
 3月に開催される兵庫県フットサルフェスタに出場する兵庫県女子ユース選抜に、同部から3人が選ばれている。顧問の小野教諭も日本サッカー協会フットサルB級ライセンスを取得予定で、ますます活動に力を入れている。
 新チームキャプテンの仲林姫佳さんは「新チームとしては、コート内や日常生活も含めて、当たり前のことを当たり前に出来ることを求めていきたい」と話した。自身も選ばれている兵庫県女子フットサルユース選抜については「ユース選抜では、部活動よりもレベルの高い環境での活動となる。いい刺激を受けて、常盤女子フットサル部に還元したい」と意気込んでいた。

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