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須磨区

むかしの遊びで一緒に遊ぼう! 大人も子どもの昔あそびを楽しむ!!

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1月28日(土)、北須磨文化センター(須磨区中落合)でむかしあそび研究会による「むかしの遊びで一緒に遊ぼう!!」が開催された。子どもも大人も一緒になって『ぶんぶんごま』や『わりばしてっぽう』など懐かしい遊びの数々を楽しんだ。(主催/北須磨文化センター図書室)
同施設は昨今、コロナや近隣に新しい施設ができるなどさまざまな要因で利用者が減ってきていることから、もっと住民に足を運んでもらいたいと多数のイベントを開催している。図書室で何かできないかと考えていたとき、利用者からの「すごく懐かしい雰囲気のステキな図書室ですね!」の声に「むかしの遊び」が浮かび、今回初めての開催となった。
むかしあそび研究会(会長・小林健二さん、会員数140人)は神戸市シルバーカレッジ卒業生によるボランティアグループで、この日はメンバー9人が子どもたちを迎えた。図書室こどもコーナーに集まった親子はまず、新聞紙で作るペーパーハットに挑戦。子どもたちは出来上がった帽子をかぶり、うれしそうな笑顔を浮かべた後、舩原孝子さんによる「かさこじぞう」の紙芝居を楽しんだ。
その後、1階ギャラリーに移動し、おりがみやはねガエルなど6種類の昔あそびを楽しんだ。ぶんぶんごまのコーナーでは、子どもたちは型紙に思い思いの色を塗り、ひもを通して手作り。大人からの「もっとまわして」や「軽く引っ張るんだよ」の声に真剣な表情で挑戦していた。あやとりは初めてという子どもたちも多く、親子で楽しむ姿が見られた。とりわけ人気があったのは「割りばしてっぽう」で、大澤貞男さんから「ここは輪ゴムを5回巻いてね」などのアドバイスを受けて完成させ、大人も子どもも的あてに夢中になっていた。フロアでは紙とんぼを飛ばす光景も見られ、会場はしばし歓声に包まれた。


たくさんのお土産を手に喜ぶ子どもたち

むかしあそび研究会副会長の才田茂雄さんは「小学校や幼稚園、保育園などに出向いて活動をしています。ぜひ参加してください」と呼びかけた。図書室の藤本久美子さんは「図書室には工作、おりがみ、あやとりなどたくさんの本があります。遊びにきてもらえるとうれしいです」と折り紙で作った万華鏡のお土産を子どもたちにプレゼントした。
クリスマス会などおもしろいイベントがあったら積極的に参加しているという東落合の益井友紀さんは「子どもだけでなく、大人も楽しめました。割りばしてっぽうの下準備がすごかった」と感心した様子。娘の奈津さん(東落合小1)は「昔はこんな遊びがあったんだなあと思いました」とはにかんだ。益井さん親子と一緒に参加した岩佐侑子さんは「子どもたちは家に帰ってからも遊ぶと思います。また機会があるといいですね」と笑顔をみせ、息子の宗明さん(同小4)は「的あてが楽しかった」、娘の心愛さん(同小1)は「おりがみ、ぶんぶんごまが楽しかった」と楽しそうだった。


むかしあそび研究会の皆さん

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