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垂水区

わらべうたと絵本のせかいへ いらっしゃーい

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ブランチ神戸学園都市(垂水区小束山手)の交流スペース「まちスポらぼ」で1月30日(月)、「わらべうたと絵本のせかいへいらっしゃーい」が開かれ、定員となる5組の親子が参加した。(主催/まちづくりスポット神戸)
講師を務めたのは元保育士と絵本講師の2人組ユニット「だるまちゃん」。大学時代からの友人だという小林英美さんと後藤加津子さんは「だるまのように何回転んでも立ち上がって欲しいという、おばあちゃんからのメッセージを込めました」と自己紹介。まずは、母親の膝の上に子どもを乗せて「なべなべそこぬけ」を歌いながら体を揺らしたり、膝を上下に動かすと楽しそうな笑い声が響いた。次は「いないいないばあ」、「ごあいさつあそび」の絵本を読み聞かせ。小林さんから「絵本の表紙と裏表紙にも意味があり、物語が続いています。必ず全部見せてあげて」とアドバイスがあった。子どもたちの様子を見ながら「そろそろ動きたくなってきたかな。みんな立って!」と呼び掛けるなど飽きさせない気配りが箇所に見られた。わらべうたを歌いながら歩き回り、歌終わりに向き合った母親同士で出されたお題について会話。自然と話が弾み、さらに話題が広がっていた。
続いて、全員に色とりどりのスカーフが配られた。透ける素材のため視界を遮らないので母親が子どもの頭に乗せると大喜び。柔らかくふわっとした感触に赤ちゃんも興味津々。くしゃっと丸めたり風になびかせたりしながら形を変えて遊んでいた。何曲もわらべうたを歌うだるまちゃんの2人。わらべうたとは子どもの日常生活や遊びの中で祖父母や親から伝承されてきた歌のこと。「やさしい声で子どもに触れると音を感じ、手の温かさに安心感を覚えます。母親の声はずっと子どもの耳に残ってますよ」と後藤さん。小林さんは「赤ちゃんがぐずった時に歌ってあげて!気持ちが通い合い、お母さんが穏やかな気持ちになれますよ」と話す。1歳9カ月の安森日向子ちゃんと参加した母親の千尋さん(垂水区小束山手)は「子どもがいっぱい褒められて、うれしくなりました。スカーフで楽しく遊んでいたので家でもやってみたい」と笑顔。3カ月の岸彪翔ちゃんと母親の星奈さん(垂水区霞ヶ丘)親子は「普段ユーチューブで聞いていたわらべうたが今日は直接聞けました」と話した。


安森さん親子


岸さん親子

地域で暮らす人たちの地域活動をサポートする「まちづくりスポット神戸」では地域コミュニティを育むだけでなく地域住民・学校・企業・行政など、さまざまな団体の橋渡しと連携を図り、人と人とのつながりを生む新たな取組みとして地域の協働活動にも力を注ぐ。また、窓口やホームページ、SNSで広く情報提供を行ったり、地域活動にまつわるさまざまな相談を受け付けている。
※次回2月27日(月)、3月27日(月)開催予定。(要予約)※問い合わせ/まちづくりスポット神戸
TEL(797)7833
メールアドレス/
machispo@cskobe.com


(左から)「だるまちゃん」こと講師の小林英美さん、後藤加津子さん

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