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西区

〝ちいきいと”地元ネタ自慢バトル

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1月28日(土)、写真とトークによるユニークな大喜利「“ちいきいと”地元ネタ自慢バトル」が西区役所5階地域活動支援コーナーで催された。これまで神戸市内各地で開催されてきた同イベントが今回初めて西区で開催。約40人の参加者が3時間に及ぶ催しを楽しんだ。(主催/西区まちづくり課、共催/ちいきいと実行委員会)
昨年西神中央に移転した西区役所新庁舎5階にある地域活動支援コーナーでは、参加者が楽しみながら地域活動に興味を持ってもらおうと「西神中央クロッシング」を企画。まちの資源を発掘し地域活動のヒントとなる講座やイベントを開催している。これまで、まちあるきや森あそび、ニュータウンと農村地域の交流をテーマにしたトークイベントなどを行ってきた。
この日は「ちいきいと」という、お題に沿って街の写真を紹介していく大喜利スタイルの地元ネタ自慢バトルを開催。街をよく知るプレゼンテーターたちが繰り広げるローカルトークに笑いが巻き起こる大人気のイベント。


プレゼンターの登壇

今回は「都市と農村編」をテーマに「ニューオールドニュータウン」「新米」「新しい景色」などの6つのお題が出題された。プレゼンテーターはイベント常連である長田区駒ヶ林でまちづくりに携わる角野史和さん、新開地の広報PRを務める西島陽子さん、西区在住の造形作家マスダマキコさん、同じく西区で農業を営む丸山倫寛さん、西区役所まちづくり課チームの5組。まず西島さんが「新米」のお題で、昨年元町から新開地のマルシン市場に移転した老舗中華店の「淡水軒」を「老舗だけどマルシン市場の新顔」と紹介。同じお題で西区まちづくり課チームは、12月から同チームに加わったメンバーが初参加した、西区の下北古里づくり活動組織が主催しているイベント「しもきたこ収穫祭だいこん祭り」の写真をあげ、自身を「新米です」と紹介。ともに会場からは笑いが起きた。
このように何かに見立てたりイメージを膨らませたりしながら、写真とトークでお題を答えていく。ずばりとハマっているものもあれば、一見よくわからない写真でも話を聞けば納得という場合もある。プレゼンテーターによってテーマの解釈はさまざまで、その視点の違いや街の個性を楽しむのが「ちいきいと」の醍醐味。ガイドブックに載る名所や旧跡などとは一味も二味も違う。こうした写真や話の面白さを競い合う。優劣をつけるわけではないが、やはり他の街には負けたくないのが人の常で、また比較対象があることで、プレゼンテーターにも観客にも「これはこの街にしかないものなのか?」と客観的に考える視点が自然と生まれてくる。そこには街の魅力を発掘・発信するためのヒントがいくつも詰まっているのが「ちいきいと」の魅力になっている。
以前から同イベントに参加している北区の上田博さんは「毎回知らなかった街の表情が見れたり、いろんな見方があって楽しい」と話した。
次回の西神中央クロッシングは2月25日(土)14時〜16時半(13時45分受付開始)、今回と同じく地域活動支援コーナーで「西区まちネタ・マルシェ★」を開催。西区のおもしろい場所や人、店、食べ物などの情報を持ち寄り、西区役所まちづくり課のメンバーとともに今後のまちづくりアイディアをふくらませる。

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