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萩原珈琲株式会社焙煎工場(中央区港島南町)美味しいコーヒーで至福のひとときを ENJOY COFFEE

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2022年はシアトルと神戸の姉妹都市提携65周年。節目を記念し12月10日(土)に両市を代表するコーヒーショップトーク&デモセッション「ENJOY COFFEE」がリアル会場とオンラインで開催された。(主催/神戸市・シアトル市・シアトル神戸姉妹都市協会)
シアトルからは、1998年にロースター及びエスプレッソカフェのEspresso Vivace(エスプレッソビバーチェ)を創業し、アメリカにラテアートを広めたとされるデビッド・ショマーさんがオンラインで登場。神戸からは、日本で初めて炭を使った珈琲焙煎を行い、現在1000軒以上のカフェや喫茶店に焙煎豆を卸しカフェを展開する、今年創業95年を迎える萩原珈琲株式会社の萩原英治さんが参加。
最初に神戸、シアトルの順にそれぞれの珈琲へのこだわりや特徴が語られ、続いて質疑応答。萩原珈琲が、炭火焙煎の歴史やこだわりを焙煎工場内の映像とともに紹介。焙煎には4種類の炭を使っているが、使用する炭の量はマニュアル化されておらずすべて焙煎師の経験で判断。炭はコストが高く、湿気があると燃焼しにくいためその日の天気や気温も考慮に入れる。高度な技術と経験、手間が必要とされる焙煎方法を萩原さんは「アナログで再現性が低い、炭火焙煎の1番のデメリット」と話す。逆に炭火焙煎の1番のメリットについては、焙煎中の窯で燃える炭の映像を見ながら「焙煎の熱と炭の遠赤外線が豆の深部までじっくり火を通し、冷めてからも味の変化が少ない珈琲を作れる。それを一番大切に考え炭火焙煎を継承している」と語った。
続いてシアトルの珈琲文化を作ったといわれるショマーさんは、音楽関係の仕事から珈琲ビジネスに転身したことや、創業まもなくからエスプレッソにハートをデコレーションするラテアートを採り入れてきたことを紹介。イタリア北部で焙煎を学び、エスプレッソを淹れる上でもっとも大切にしているのは珈琲豆の鮮度。「酸味と苦味のバランスをとることはダンスのように難しい。常に世界中で一番良い豆を探している」と笑いを交えながら話した。


デビッド・ショマーさんがオンラインで参加

その後リアル会場では、萩原珈琲のスプレモブレンドと日本では入手できないエスプレッソビバーチェのvitaブレンドの飲み比べを行った。参加者からは「どちらも美味しい」「贅沢な気分が味わえた」との声が。焙煎工場見学では、2つのグループに分かれ焙煎師の間近で作業を見学。焙煎したての豆が窯から一気に溢れ出した瞬間は大きな歓声が上がった。
会場に参加していた灘区のチャン・グエン・タインさんは、ベトナム出身で神戸大学の学生。「焙煎の方法で珈琲の味は異なります。萩原珈琲の焙煎の歴史にとても感動した」と語っていた。

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