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垂水区

青空おやこひろば~アジュールで遊ぼう~

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11月22日(火)アジュール舞子(垂水区海岸通)で、「青空おやこひろば~アジュールで遊ぼう~」が開催され、読み聞かせボランティアグループ「かものはし」による絵本の読み聞かせが行われ、10組22人の親子が集まった。

同イベント開催のきっかけは佐々木佳世さんが第一子出産後、新型コロナウイルス感染症の影響で孤独な育児を経験したこと。子育て中の保護者同士と交流したいと、2~3歳の子を持つ顔見知りの母親に声をかけて開催につながった。読み聞かせボランティアグループ「かものはし」は、佐々木さんより相談を受け、約1年前から協力している。今回で7回目の開催となった。

芝生広場にレジャーシートを敷き、子どもたちは並んで座る。聴く姿勢が整うと「あかまるちゃんとくろまるちゃん」を読み始める。読み聞かせを始めた当初は、泣いたままや、じっと座らない子どももいたが、参加のたびに顔を合わせていることもあり、落ち着いた様子で聞いていた。「なにかな なにかなこれはなにかな?」の絵本では、船のページと同じタイミングで大型船が横を通ったので、子どもたちは指をさして大喜び。「おかしなかくれんぼ」では、ドーナツの絵があり、食べる?と声をかけると、絵本の前にきて手を出したり、食べる仕草をしたり反応はさまざま。

佐々木さんは「参加者の多くは絵本に触れあう時間を大切にしているので『かものはし』のみなさんには、読み聞かせを引き受けていただいたこと、素敵な絵本に出会えたことを本当に感謝しています」と、締めくくりのあいさつをした。読み聞かせ終了後は、海岸で砂遊びやシャボン玉遊びを始める。芝生の上で過ごし、親子ともに交流を楽しんだ。

「かものはし」メンバーの南弓子さんは「アジュール舞子での読み聞かせを始めてから約1年たち、子どもたちの成長を見ることが出来たのはうれしい。絵本に対してすごく反応がよくて素直に声を出してくれるので楽しいです」と笑顔で話した。今回読んだ絵本は「対象のお子さんの年齢だと、分かりやすくてストーリーも短め、集中力が切れない程度を考えています。また、コロナ禍以前よりも離れていても絵が見えやすい大型の絵本を選んでいます」と、同メンバーの賀来秀子さんは話した。

「かものはし」は、垂水図書館にて毎月最終の木曜日、午後3時30分より定期的に読み聞かせのボランティア活動をしている。

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