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こうべBOKOMIフェスタ

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10月30日(日)、神戸学院大学ポートアイランド第一キャンパス(中央区港島)にて「こうべBOKOMIフェスタ」が開催された。

このイベントは、阪神・淡路大震災から得た教訓を次世代につなぐため、防災にふれるきっかけを作り、地域の防災活動への参加や防災力向上を図ることを目的に、神戸市消防局が主催。防災福祉コミュニティ(神戸市の自主防災組織)が中心となって、本年初めて実施されたもの。

広い会場内には、防災競技大会、防災体験、防災関連展示など、防災に関する「見て、ふれて、楽しめる」さまざまなゾーンがあり、子ども連れの家族や中・高校生、大学生ら若い世代を中心に多くの人が来場した。

神戸市内各地で防災活動を行っている小学生から大学生までが参加する防災競技大会では、ロープ結束競技、ホース延長競技、担架搬送競技、煙避難キャタピラ競争、救命処置競技の5種目が行われ、それぞれのタイムやゴールを競った。高校生・大学生・学生の消防団員の部では、県立舞子高等学校Aチームが見事優勝した。子ども向けの防災体験ゾーンには、消防車やパトカーが展示され、子どもたちは本物の「はたらくクルマ」に目を輝かせながら、記念撮影をしたり中を見学したりしていた。また、ロープ渡り体験や防火衣試着など、普段はできない体験を親子で楽しむ姿が見られた。

消防ヘリコプターによる救助訓練では、海側から近づいてきたヘリコプターがゆっくり旋回しながら目的の場所へ。間近に見えるヘリの大きな音と突風に見学者はびっくり。消防署員が負傷者役の人を無事に消防ヘリに搬送すると大きな拍手がわいた。また、海上では消防艇の放水が行われ、勢いよく放たれる水の架け橋が青空と海に映え、多くの人が写真に収めていた。閉会近くの夕方には、消防音楽隊によるコンサートも実施され、軽快な音楽に会場は和やかな雰囲気に包まれた。

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