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西区

バルーンアート教室

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10月23日(日)大学共同利用施設UNITY(西区学園西町)1階和室で、流通科学大学児童ボランティア部ALL INによる「バルーンアート教室」が開催された。5組15人の親子が参加し、動物風船づくりに挑戦した。 (主催/UNITY地域連携事業運営委員会、流通科学大学)

神戸研究学園都市周辺にある5大学1高専が運営する、神戸の学術文化の拠点UNITY。今年度、神戸市からUNITYで学生の力を使った地域住民に喜んでもらえる授業はできないかと依頼があり、各大学が特色を活かした講座などを計画し実施している。「バルーンアート教室」もその一つ。流通科学大学児童ボランティア部ALL INは普段から子どもたちを対象に精力的な活動を行っている。バルーンアートは、りゅうか祭をはじめとした学内のイベントでも子どもたちに大人気であることから実現に至ったという。

親子が最初に挑戦したのは「ネズミ」。まず学生たちから「割れないようにバルーンをギューッと伸ばしてくださいね」とアドバイスがあった。ポンプで約20センチ空気を入れ、頭の部分をねじり、耳を作って完成。参加者全員が一列に並び、誰の風船が一番飛ぶかを競い合った。続いて「イヌ」に挑戦。顔を作った後、首と前足を作り、バランスを考えながら胴体と後ろ足、尻尾を作り完成。子どもたちからの「むずかしい」の声に学生やボランティアスタッフが「頑張れ!」などの励ましの言葉をかけながら、大人も子どもも真剣な表情で完成させていった。

司会の山本正輝さん(商学部3年)が、「めちゃくちゃ上手いお兄さんに難しいバルーンアートを作ってもらいます。何ができるか予想しながら見ていてください」と松岡哉州さん(人間社会学部3年)を紹介。松岡さんは膨らましたバルーンをあっという間に花のブレスレットやクマに仕上げていった。最後に松岡さんの花やクマなどの作品を賭けてじゃんけん大会を行った。山本さんは「ぜひお家で楽しんでくださいね」と呼びかけた。

親子4人で参加した柴田忠弘さん(垂水区小束山手)は「身近なものでこんなにかわいく作れて感動しました。学生さんたちのおかげで参加しやすく楽しかったです」と笑顔。長男の寛太さん(小2)は「難しかったけど、家でイヌもネズミを作りたい」と話した。

将来は子どもを喜ばせる仕事に就きたいというALL IN部長の田中佑季さん(経済学部3年)は「小さいお子さんの参加もあり、題材選びが難しかったですが、子どもたちのできたときの笑顔がうれしかったです」と話していた。UNITY事務局次長の伊藤正さんは「外大生による『英語でなかよし』や『こども食堂』など開催日程をUNITYのホームページに掲載しています。ぜひご参加ください」と呼びかけた。

◆UNITYホームページ https://www.unity-kobe.jp

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