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神戸市看護大学(西区学園西町) 子どものための食育セミナー

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10月19日(水)神戸市看護大学(西区学園西町)で「子どものための食育セミナー」が開かれ、13組25人の親子が参加した。
主催/神戸市看護大学コラボカフェ(神戸市子育て支援事業)
同大学では子育て中の親子が気軽に集い相互交流や相談できる場を提供し、地域で支援することを目的に2012年からコラボカフェを開設。毎回保護者にアンケートを実施して要望に応じたさまざまなテーマで年5回ほどイベントを開催している。この日は「子どものための食育セミナー」をテーマに、離乳食や幼児期の食事について管理栄養士の髙松沙緒里さんが講師を務めた。同大学内の体育館が会場で、広々とした空間に子どもが遊べるスペースが用意されていた。保育士が見守る中、子どもは楽しく遊び母親は集中して講習を聞くことができた。
最初に髙松さんから離乳食について4つの段階(初期・中期・後期・完了期)に分けた解説があった。生後7~8カ月頃(中期)は「脂身の少ないササミから始めたり、トロミをつけると食べやすい」とアドバイス。生後9~11カ月頃(後期)になると鉄分の摂取が難しいならベビーフードを上手に取り入れるのもOKと説明した。また、楽しく食べるためのポイントも紹介。規則正しい生活リズムに整えることや、大人が好き嫌いをしないで美味しそうに食べてみせるのも効果的と、具体的なアドバイスに母親らは感心しながらメモを取っていた。
西区学園東町の森脇芙佐子さんは紘人ちゃん(1歳)と参加。「においや味など五感を使って声掛けをする方法を教えてもらったので早速試したい」と話した。


森脇さん親子

終了後には質疑応答の時間が設けられ、参加者のほぼ全員から手が挙がり髙松さんは1人ずつ丁寧に答えていた。西区学園西町の島名茜さん、総司ちゃん(1歳2カ月)親子は「話が分かりやすかったです。質問に対してアドバイスをもらったので実践してみようと思う」と感想を話した。同大学いちかんダイバーシティ看護開発センター特任講師の水川真理子さんは「コロナ禍で親子学級が中止になり質問する場所がないという声を聞くので、今後も人数制限しながらでも開催していきたいです。子どもは自由に遊べ、お母さんは気分転換になるので気軽に参加してください」と話した。


島名さん親子

※コラボカフェ
・日時…毎週火・木・金曜日
・時間…①午前9時45分~ 昼12時15分②午後1時~3 時半(予約制)
・場所…神戸市看護大学  学生会館1階
・対象…生後2カ月かつ首 がしっかりすわってから3 歳児までの未就園児とその 保護者
※問い合わせ/神戸市看護大 学TEL(794)8080 (代表)
http://www.kobe-ccn.ac.jp

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