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大正筋商店街&ふたば学舎(長田区) KOBEランタン縁日2022

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10月21日(金)・22日(土)、JR・地下鉄新長田駅からアーケードで繋がる大正筋商店街と神戸市立ふたば学舎(長田区)で「KOBEランタン縁日」が開催された。【主催/NPO法人神戸定住外国人支援センター(KFC)】
地元住民たちが絵付けした色とりどりのランタン約800個が街を華やかに彩る中、韓国やベトナム、ウクライナなど多国籍の屋台が出店。ふたば学舎では昔あそびなどが楽しめ、縁日は多くの親子連れでにぎわ
った。
「KOBEランタン縁日」はランタンがアジア各国で中秋期にデコレーションや催事で吊るされることから、同区に多く暮らす外国人など多様な文化的背景をもつ人々が、地域の子どもたちとともに楽しみながら交流できるようにと2019年から開催している。


ランタンは多文化共生の国際交流施設「ふたば国際プラザ」(ふたば学舎)で絵付けボランティアによって描かれたほか、在日の中国人により漢字や切り絵、ベトナム人は花や寺院を描くなど、多様なデザインのランタンが灯された。期間中は自分の描いたランタンを探す姿も見られた。
大正筋商店街にある神戸国際コミュニティセンター(KICC)の縁日では建物前に韓国のキンパやサイゴンのスープ、ウクライナのピロシキの屋台が並び、建物内ではフィリピンのゲームや日本文化体験として茶道を楽しめた。ベトナムのお菓子の配布もあり、子どもたちがうれしそうに受け取っていた。ふたば学舎の縁日では、建物前にモンゴルのにくもちや、ブラジルのポン・デ・ケイジョなど屋台が並び大人気だった。3階講堂では「むかしあそび研究会」による割りばし鉄砲による射的や折り紙の昔あそびに、多くの子どもたちが熱中していた。そのほかスーパーボールすくいや、韓国の遊び、笑い文字など盛りだくさん。ステージではマジックショーやちんどんショー、神戸モンゴル語文化教室による演奏など披露された。参加した中尾昭文さん(小4)は「射的が楽しかった!」と笑顔で話していた。


神戸モンゴル語文化教室による演奏

KFC担当の大石貴之さんは「毎年少しずつ規模を大きくしてきました。たくさんの人に来場して頂き、うれしいです。来年もぜひお越しください」と呼びかけた。

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