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西区

詐欺への注意喚起シンポジウム「この街は、狙われています」

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10月15日(土)市立西区文化センター・なでしこホール(西区糀台)にて詐欺への注意喚起をテーマとしたシンポジウム「この街は、狙われています」が開催され、事前に申し込みをした約200人が参加した。
(主催/国際ロータリー第2680地区、神戸西神ロータリークラブ)

シンポジウムは主催の神戸西神ロータリークラブ幹事・藤掛伸之さんの司会進行のもと行われた。はじめに同クラブ会長の山崎市雄さんが開会のあいさつとともにクラブの活動について説明。西神ニュータウンと同じく40周年であり、今まで地域に対してさまざまな福祉や奉仕活動・海外留学や国際援助など行ってきたと話す。今回はニュータウンの高齢化が進む中、いろいろな手口でお金をだまし取られる詐欺の被害が多くなっているため注意喚起のシンポジウムを開催。

前半は、兵庫県神戸西警察署・生活安全課・兵庫県警部補の竹中誉人さんが「最近の特殊詐欺の手口について」をテーマに講演を行った。
まず例として「還付金詐欺」をあげた。区役所を名乗る電話がかかってきて、還付金などのお金が受け取れるといって銀行名や口座番号を聞きだすという。その後、銀行を装った犯人はATMに行くように被害者に促し、振り込みをさせる詐欺が多いと話した。もう一つの例では「架空料金請求・サポート詐欺」をあげた。ネットショッピングなどでパソコンやスマートフォンを使用中に「ウィルスに感染しているので修理が必要」と嘘の通知を見せ、偽のサポート窓口に連絡させて修理代をプリペイドカードや電子マネーで支払いをさせる手段の詐欺も増えていると話した。県警から防犯情報をメールで知らせる「ひょうご防犯ネット」への登録を勧め、被害を未然に防ぐ手助けになればと締めくくった。

続いて、神戸市消費生活センター所長の森本幸治さんが「この街は、狙われています。わたしは大丈夫?」と題した講演を行った。センターに寄せられた相談の中で多かった例をいくつか紹介。まず配達業者を装った偽「不在通知」メールについて。「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。ご確認ください」という内容と偽サイトに誘導するURLの記載があり、不正アプリをインストールさせられたり、個人情報を入力させようとしたりする。また宝くじ・懸賞の偽当選メールで、個人情報を聞き出そうとする。直ぐにメールを削除をするか無視し、絶対にクリックしたりボタンを押して先に進まないようにと注意した。
ほかには「定期購入トラブル」について。初回料金は安価で、お試しのつもりに購入したら、定期購入契約だったというトラブルも増えているという。水廻りの故障時に修理を頼む業者、家の無料や格安点検の業者についても料金形態でトラブルになることもある、などスライドを元に解説。多くの参加者が身に覚えがあるのか、頷く声が幾度もあがっていた。講演の最後には何事にも慌てないことが大事、困ったときには一人で悩まずに誰かに相談してほしい、相談する人がいなければ消費者ホットラインなどの電話相談も利用してほしいと話した。

後半は西区出身の落語家桂あおばさんによる落語で、「詐欺」を題材にした秘伝書の話を披露。初めて聞く人にも分かりやすい落語に会場内は拍手と笑い声が沸き起こった。
同クラブの社会奉仕委員会副委員長の山下展成さんが「私だけは詐欺にひっかかったりしない、絶対に大丈夫だと思わないでください。お金に関する欲深い話や人間の心理を突く話には気をつけ、何かあれば一人で悩まずに相談して下さい」と呼びかけて終了となった。

同クラブ事務局の進香さん(西区井吹台)は「近年のコロナ禍において、シンポジウムの開催はとても難しいのですが、今回は開催できて良かったです。多数ご参加頂き、老人会をはじめ、地域のコミュニティへの情報提供もでき良かったです」と話した。
同クラブメンバーの碓永陽介さん(西区岩岡町)は「今回のテーマである詐欺への注意喚起は、特殊詐欺にあわないための情報として多くの方に知ってもらいたいので、できればまた違う日程や場所で再度シンポジウムを開催したい」と話した。

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