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須磨区

ボランティア団体 須喜磨会(すきまかい)

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ボランティア団体「須喜磨会(すきまかい)」は毎月定期的に須磨区内で美化活動(ゴミ拾い)を実施している。
須喜磨会は須磨の「すきま」を喜びで埋め、ゴミ拾い活動を通じて須磨を豊かにするという理念の元、2021年に結成。代表の安本猛さん(34歳)は「コロナウイルスの影響で思うように知人にも会えないので、まちのゴミを拾いながら近況報告ができたら」と結成のいきさつを語る。また、メンバー同士の交流の場も作りながら人と人を繋ぎ、自然を豊かに保ちポイ捨てをなくすきっかけになればと熱い想いも吐露した。結成当初20人でスタートしたメンバーは現在約80人。年齢は1歳から70歳代までと幅広く、家族での参加も多いという。活動エリアは主に市営地下鉄妙法寺駅、名谷駅、板宿駅周辺。

この日の活動場所は名谷駅周辺。青空広がる快晴の中、家族連れら21人が参加した。名谷駅前広場に集合した後、駅から落合中央公園コースと大丸須磨店周回コースの二手に分かれ、参加者たちはトングとポリ袋を手にゴミ拾いを開始。「公園より駅の周りの方がゴミが多かったよ」と話すのは山本有悟さん(横尾小2年)、望夢ちゃん(年長)兄弟。「タバコの吸い殻がいっぱい落ちてる」と熱心に拾っていた。母親の麻梨恵さんは「参加するようになってからゴミを意識するようになり、子どもの社会勉強になってます。まちもきれいになるのでいいですね」と感想を話した。

田村悟さん(須磨区横尾・72歳)は「子どもと安本さんが同級生で、若者が頑張っていることを応援したい」と参加。今夏、横尾小学校で開かれた夏祭りでゴミ箱を設置し同団体の活動を紹介したそうで「いろんなところで人と繋がり、輪が広がっている」と地域活動にも精を出している田村さん。笹森剛さん(三木市)は「近隣に美化活動の団体がないのでSNSで知ってから欠かさず参加してます。月2回のペースも丁度いい」と遠方から駆け付けている。
この日1時間ほどで集められたゴミは2袋分(約90ℓ)。参加者たちは和気あいあいと楽しくゴミ拾いを行った。安本さんは「環境への意識が高まったり、知り合えない人との新しい出会いがあるなど得るものが多い。みんなで楽しくゴミ拾いをしませんか」と呼び掛けた。

【メンバー募集中】
日時/第2・第4日曜日 午前10時~11時
場所/須磨区内の定めた地域
持ち物/軍手、ポリ袋、飲み物
問い合わせ先/インスタグラムでコチラまで
https://blueshipjapan.com/crew/sukimakai

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