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須磨区

神の谷児童館 ぼうさい探検隊

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8月18日(木)、ぼうさい探検隊と銘打った行事が神の谷児童館と神の谷小学校にて開催され、児童館の学童29人が参加した。(主催/神の谷校区防災福祉コミュニティと須磨消防署、須磨消防団の共催)
阪神・淡路大震災から27年が経ち、当時の「震災経験」を災害時、被災者への支援活動に活かしてもらおうと、ぼうさい探検隊は2012年から毎年実施されていたが、コロナ禍で2回中止となり、久しぶりの開催になった。

参加した児童はまず神の谷小学校で、災害時に断水することを想定した災害用簡易トイレの組み立て方を学んだ。簡易トイレは、天井にペーパーホルダーや、手すりも付けることができ、同小学校には5台用意されている。

次に児童たちはバケツリレーをするため、渡り廊下に斜めに向かい合い列を作った。プールで水を汲み重いバケツを渡し合う。最初はテンポが掴めずバケツが渋滞する場面もあったが、「早く渡して」「空のバケツは戻してよ」と児童同士で声をかけながら協力し合い終了した。

放水体験では、消防団員に「遊びで参加するとケガに繋がる」と説明を受け、2人一組になり、後ろの人が放水ガンを持つ人の足を支える方法などを習得。消防ポンプのエンジンを起動させて、運動場で放水訓練を開始。放水場所を変えながら、参加者全員が放水体験をした。

参加した松村明太郎さん(神の谷小4年生)は「放水するとき、ホースは重かったが、水がでる時が楽しかった。災害時は訓練したことを思い出したい」と話した。

児童館には、アルファ化米にお湯を入れるとご飯が炊ける、非常食の五目ご飯が用意されており防災訓練を頑張った児童たちにふるまわれた。神の谷校区防災福祉コミュニティの前田政彦さんは「子どもたちに常日頃から防災意識を持ってもらい、自分たちで助け合いながら行動できるようになってほしい」と話し、この防災訓練が地域の安全・安心な防災まちづくりに繋がればと締めくくった。

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