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テーピング講習会

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7月31日(日)、新長田合同庁舎1階の県立神戸生活創造センター(長田区二葉町)講座研修室で甲南スポーツアカデミーの代表兼ゼネラルマネージャー、ピップ株式会社専属テーピングマスターの横部弘さんによるテーピング講習会が開催され、約20人が参加した。

主催のM・Y・S Kobe(メイクユーススマイル神戸)は、2015年より「神戸から笑顔を広げよう!」をキーワードに、一人では叶えられない夢や伝えたい感動、応援してほしい社会活動をともに協力し、実現する活動を行っている。この日はメンバーのひとりである走高跳のマスターズ選手・木村俊則さんの提案により、木村さんの甲南大学陸上競技部先輩でもある横部弘さんを講師に迎え、運動やいざという時に役立つテーピング講習会を開催した。

横部さんは「人の骨はいくつありますか?」と参加者に問いかけ、その数は206個であり、約600ある筋肉が骨と骨を結んでいることを伝えた。続いて、水分補給の大切さを伝え、水2ℓに対してにがり40㏄を混ぜた水を一日かけて飲むことや、スポーツドリンクの飲み過ぎは糖尿病につながることを警告した。また、筋肉と骨格をベストに保つため運動後30分以内に20分間のアイシングの必要性や、青竹踏みが足の裏を柔らかくし、ふくらはぎの「つり」やむくみ予防に有効であることなど、身体のケアについて伝授した。

実技では、まず参加者同士が2人組になって正しい姿勢のチェックを行った。その後、横部さんは足裏や足首、膝やふくらはぎ、手首ごとに伸縮テープの貼り方や部位ごとのメカニズムについて説明。参加者は真剣な表情で身体の片方だけテーピングを行っていった。肩の痛みや腰の痛みに対応したテーピングの実技もあった。横部さんは「テープで補正することで正しい体重移動の調整ができ、正しい歩行に近づけることができる。日々の運動や生活の中で役立ててもらいたい」と話した。

2015年からマラソンを始めたという丹治雅人さん(56歳・加古川市)は、「テーピングの貼り方やコツが難しいと思っていたが、自分でできそうなので、まずは足首周りを試してみようと思う」と楽しみな様子。2011年よりマラソンを始め、横部さんに徳島のマラソンイベントでテーピングをしてもらった経験があるという内谷靖雄さん(52歳・宝塚市)は「貼るだけで運動能力が上がるので、記録更新に挑みたい!」と笑顔を見せた。

M・Y・S KobeはユニバーサルファッションDAYを中心にこれまでの活動が認められ、今年7月には「兵庫ユニバーサル社会づくり賞」団体部門知事賞を受賞した。代表の中村美智留さんは「これからも一人ひとりの叶えたい夢を応援し、みんなでともに笑顔をつくる活動を続けていきます!」と目を輝かせた。


講師の横部弘さん

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