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垂水区

おはなし会垂水図書館(レバンテ垂水2番館内・垂水区日向)

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垂水図書館(レバンテ垂水2番館内・垂水区日向)では絵本の楽しさを伝えようと、毎月定期的にボランティアグループによる乳幼児を対象にした「おはなし会」を開催している。7月6日(水)は読み聞かせグループ「さつき会」が担当し、親子4組が参加した。
「さつき会」(代表・岡野香子さん)は2005年発足。神戸市主催の読み聞かせびと養成講座を受講したメンバーなど女性8人で構成され、「楽しさ!」をコンセプトに月に一度、同図書館で活動している。
この日はまず、発足メンバーである髙山節子さんが「せんろはつづく まだつづく」(竹下文子・文、鈴木まもる・絵)をやさしい口調で読み聞かせた。同本は2003年に初版、41版された大人気の絵本で、とくに男の子に人気がある絵本だそう。
続いて、今富怜子さんによる「サンドイッチ サンドイッチ」(小西英子・作)。この絵本は美しい色彩のサンドイッチが出来上がるまでの話。今富さんはレタスやトマト、チーズ、マヨネーズが登場する度に、「〇〇は大丈夫?」と子どもたちにやさしく投げかけながら読み聞かせを進めた。
最後に夏に向けて選んだ玉置伸子さんによる「あかちゃんおばけ からかさおばけ」(ムスタ祐子/作・絵)の紙芝居が行われ、子どもたちは熱心に見入っていた。
我が子に読み聞かせをするため、よく図書館を利用しているという白藤衣住さん(垂水区清水ヶ丘)は「たまたま通りかかっての参加でしたが、いい雰囲気で、また来たいと思いました」と笑顔。絵本が大好きという息子の陽太さん(4歳)も「楽しかった」とかわいい笑顔をみせた。

(左から)白藤衣住さん、陽太さん(4歳)

さつき会の岡野代表は「電子媒体の発達で紙媒体が失われていく時代ですが、絵本や紙芝居を通して、紙の持つ温
さやお話の楽しさを伝えていきたい」と話していた。
垂水図書館の杉野真理さんは「一人でも多くの子どもたちに絵本の世界を知ってほしい。定期的に行っていますので、ぜひご参加ください」と呼びかけた。

(左より)玉置伸子さん、岡野香子さん、髙山節子さん、砂川倫子さん、伯野洋子さん、今富怜子さん

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