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神戸三宮フェリーターミナル(中央区新港町)神戸港バックヤードツアー宮崎カーフェリー船内見学

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7月3日(日) 、神戸三宮フェリーターミナル(中央区新港町)で、宮崎カーフェリー船内見学が実施された。抽選で選ばれた神戸市内在住の小学3年生から中学3年生までの親子20組、50人が参加した。まるでホテルのような真新しい船内に親子は感激し、記念撮影するなど、楽しい一時を過ごした。( 主催/神戸市(神戸海事地域人材確保連携協議会・協力/宮崎カーフェリー株式会社・一般財団法人神戸港湾福利厚生協会)
神戸市では多くの子どもたちに「みなと」を知り、親しんでもらおうと、小中学生向けの港湾施設見学・体験イベントを毎年実施している。今年度より、イベント内容の向上をはかり、「神戸・みなと体験」から「神戸港バックヤードツアー」にリニューアル。第1回目となるこの日は今年4月15日に就航したばかりの新造船「フェリーたかちほ」の船内を見学した。

まず、神戸市港湾局物流戦略課の横尾周平さんから「神戸港フェリーの役割」について話を聞いた。横尾さんは神戸港から発着するフェリーは九州、四国と結ばれており、人を運ぶだけでなく、野菜や果物などの農産物や生活用品など物流の役割を大きく担っていること、二酸化炭素排出量が少ないため、環境にやさしく持続可能な社会に貢献していることなどを伝えた。
続いて、宮崎カーフェリー株式会社関西支店の奥恵一郎さんより、新造船「フェリーたかちほ」についての話があった。宮崎カーフェリーは神戸港と宮崎港を結んで50年、新しいフェリーに書かれた「たかちほ」の文字は宮崎の高校生によるものであることや、長さ194メートル、重さは1万4千トン(5tのゾウ2800頭分) 、旅客定員576人、トラック163台を運ぶことが可能など説明した。
その後、参加者は2班に分かれ、宮崎カーフェリーの社員に案内されながら乗船。広いトラックスペースを通り抜け、3階に上がると明るいイベントステージやラウンジが広がる。レストランでは「ここに宮崎特産の鶏料理などが並びます」などの説明があり、プレミアムツインやファーストツイン、ドミトリーなどの各部屋や展望浴室などを見学した。ペットと一緒に泊まれる部屋もあった。参加者は真新しい船内を存分に楽しみ、「 かっこいい!」「清潔感がある!」「バリアフリーの部屋が印象的!」「今年夏に乗船計画を立てたい!」などの声があがっていた。船内見学の後はターミナル近くの神戸港福利厚生施設「神戸ポートオアシス」にて、その日限定のハンバーグ定食を頬張った。

参加した谷吉英恵さん(港島学園小学部3年)は「初めてフェリーに乗ったけど、いろいろな部屋があって楽しかった」と笑顔。母親の佑歌梨さんは「宮崎マンゴーが大好きで、この船で運ばれてくるのかなと想像しました。ぜひ宮崎に行って食べてみたいですね」と話していた。
神戸市港湾局振興課の加護野萌さんは今日の体験を記憶にとどめてほしいと参加者配布のバッグをデザイン。加護野さんは「港のことをまったく知らない子どもたちに、船はおもしろい、港は楽しいと感じ、船に関わる仕事に興味をもつきっかけになれば」と話した。

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