神戸が誇る須磨海岸を一緒にきれいにしよう!海開き前ビーチクリーン大会
6月26日(日)、3年ぶりの海開き(7月7日)を前に須磨海水浴場で「海開き前ビーチクリーン大会」が開催され、団体や企業、市民など総勢371人が参加した。
(主催/神戸海さくら 後援/兵庫県・神戸市)
今年11月に明石市で「全国豊かな海づくり大会」が開催されることを受け、すまうら水産、須磨里海の会、神戸海さくらは、「Suma豊かな海プロジェクト2022」を立ち上げた。須磨海岸よりSDGs14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」を発信する機会にしようと自然や環境学習など楽しいイベントを多数企画。この日は須磨海岸で2013年9月より、ゴミ拾いは「楽しくなければ続かない」をスローガンに毎月1回ビーチクリーンに取り組んでいる神戸海さくら(代表・森口智聡さん)による「海開き前ビーチクリーン」が行われた。
森口智聡さん
森口さんはまず参加者に向けて、海岸に打ち寄せられた乾燥したアオサを見せ「一見ゴミに見えますが、アオサです。海藻類はいっさい拾わないでください」と注意事項を伝えた。「海洋プラスチックはリサイクルが目的でなく、アート作品の材料になるので、別で集めてください」と海洋プラスチック問題啓発のために行っている、須磨海岸で拾い集めたプラごみを使用したエコアートの活動についても説明。参加者は用意されたトングや、コーヒー豆の麻袋で作ったゴミ袋を手にし、東は須磨ヨットハーバー、西はすまうら水産工場間でゴミ拾いを行った。「これガラスじゃないの?」や「プラスチックが小さ過ぎて拾えない」などの声をあげながら熱心にゴミを拾っていく。わずか1時間ほどで燃えるゴミ17袋、燃えないゴミ2袋、ペットボトル2袋、ビン・カン各1袋が集まった。
中央区に営業所がある「レンタルのニッケン」の有志20人と参加した剛力太郎さんは「ホームページを見て初めて参加しました。実に気持ちいいですね!ぜひまた参加したいです」と満面の笑顔。親子で参加した母親の岡香里さん(東灘区)は「ゴミや環境のことを考えてもらえる子になってもらいたいと参加しました」と話し、息子の煌晟さん(小2)は「流木がたくさん拾えて楽しかった」と満足顔だった。
森口さんは「海開き中の夏のビーチクリーンとして、8月28日までのすべての土日祝にゴミステーションを配置したり、ビーチクリーンを行ったりします。ぜひご参加ください」と呼びかけた。
※神戸海さくらHP
https://k-umisakura.com