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西区文化センター(西区糀台)あじさい特別講座 パン教室

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7月1日(金)西区文化センター(西区糀台)で、あじさい講座「特別講座 パン教室」が開かれ16人が参加した。 「あじさい講座」は神戸市と一般社団法人神戸市婦人団体協議会が協働し開催。生活文化に根ざした講座や地域の特性を活かした講座など、さまざまな講座を市内各区の文化センターで行っている。
この日作るパンは夏野菜のフォカッチャとごぼうサラダパン、そしてバナナケーキ。講師は福島ひとみさんと十河雅子さん。2人は15年以上ペアを組み、あじさい講座のパン教室の講師として活動している。
最初に消毒、衛生面、オーブン使用についての注意があり、続いてパン作りの説明がおこなわれた。参加者たちは4人ずつ班になり、配られたレシピを見ながら熱心に話を聞く。
その後パン作りの実習開始。パン生地の種になる材料を混ぜ合わせ、皆で手分けして捏ねる。材料が馴染みまとまるまで、何十回も伸ばしたり台の上に叩きつけたりする。捏ねを繰り返すことでパン生地の中のグルテン膜を細かくし、伸びの良い状態にする。滑らかになった生地を1つに丸めてボールに入れ、ラップをかけて発酵器の中に置き約40分発酵させる。
パン生地の発酵を待っている間にバナナケーキ作りを行った。ボールにバター、砂糖、卵、刻んだバナナ、薄力粉と刻んだクルミなどを入れて混ぜ合わせ、オーブンで焼く。バナナケーキが焼き上がると室内には甘い香りがいっぱいに広がった。講師たちは各班を回り、手際良くできずに苦戦している参加者に手本を見せたり、アドバイスしたりと丁寧にフォローしていた。
1回目の発酵が終わったパン生地は2倍ほどの大きさに膨らむ。参加者たちは生地に指を差しこんで穴を開け発酵具合を確認するフィンガーテストを体験。指を抜いても穴がそのままなら、発酵が上手く行われていることになる。パン生地を小分けに成形し、約30分置いてさらに発酵させた。
冷ましたバナナケーキをアイシングや粉砂糖などで飾り付けし、紅茶を飲みながら皆で試食。出来立てのバナナケーキの味を味わった。2回目の発酵が終わると夏野菜のフォカッチャには下処理した野菜とウィンナーソーセージをのせオリーブ油、塩、粉チーズで味付け。ごぼうサラダパンにはにんじんとツナ入りのごぼうサラダを生地の真ん中にのせて焼いた。焼き上がったパンとケーキは持ち帰ることが出来た。
今回初めてパン教室に参加した女性(西区糀台)は「パンが好きなので参加しました。実習の間は忙しいけど、楽しかったです。また次回も参加してみたいです」と話した。同じく初参加の男性(西区糀台)は「普段は家のホームベーカーリーでパンを作っています。作れるパンのレパートリーが増えればと思い参加しました」と話した。


十河雅子さん福島ひとみさん

講師の福島さんと十河さんは「講座で多くの人にパン作りに親しんでもらえたらうれしい。手作りにこだわるのは、中に何が入っているのかが目に見えてわかり安心安全だからです。パン作りというお稽古の場だけではなく、男性女性、年齢問わず共通の趣味を持つ人達の交流の場としても活用してほしいです」と語った。
※西区あじさい講座事務室  TEL(991)8325

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