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令和4年度 県総体少林寺拳法部優勝!神戸村野工業高等学校(長田区五番町)福場香乎さんと山本貫登さんが男子組演武で昨年に続き連覇

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組演武とは2人1組で攻め手と受け手に分かれて突き・蹴り・防御からの反撃といった一連の流れや技の正確性、形の美しさが審査され勝敗が決まる。山本貫登さん(3年)は「予選は動きにブレがあったが決勝では最後まで集中力が切れることなく空気感がよかった」と手応えを口にした。福場香乎さん(3年)は「気負うことなく普段通りを心掛けた。日々の練習の成果が結果に繋がった」と達成感をにじませた。全身に気迫をみなぎらせ、切れのある突き、蹴り、投げ技を披露して他校を圧倒した。
2人は同じ道場出身で小学生の頃からコンビを組んで7年目になる。長年ともに切磋琢磨し続けることで互いの距離感は身体に染み込み、攻撃を寸止めせずに突き切ることができるので迫力が増すという。技の構成も2人で考え、動画を撮影して繰り返し動きを確認。微調整を重ねながら地道に技を突き詰めた。山本さんは「入場する時は2人とも必ず笑顔で、合掌礼(顔の前で手を合わすあいさつ)で呼吸を合わせている」と話す。
「分かり合っているので安心感がある」と福場さん。あうんの呼吸で繰り出される技は絶大なる信頼関係から生み出されたものだった。
「福場は力強さ、山本は瞬発力が武器。それぞれの特長を高め合っている」と評価するのは母校の少林寺拳法部を率いて22年目の金子隆史監督。少林寺拳法の基本である「人づくり」の点から修練を通じて強さだけでなく志を持ち、豊かな社会を築くために行動できるようにと指導にあたる。2人は少林寺拳法の未来を見据え「競技人口が少ないので盛り上げていきたい」と熱い想いも語った。全国大会では「まずは昨年成し遂げられなかった決勝進出。そして表彰台を目指します」とさらなる躍進を誓った。

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